西光寺

さいこうじ

福岡県 福岡市早良区

福岡県の国宝・文化財を巡るモデルコース。福岡市西区にある西光寺。1469年(文明元年)の創建と伝わります。この寺の国宝が梵鐘。年代の刻まれた鐘としては日本で5番目に古いもので、平安時代初期に鋳造されました。数奇な来歴をもつ鐘で、もともとは伯耆国(鳥取)で鋳造され、出雲大社に寄進され、戦国期には山中鹿之助によって島根の多福寺へ移され、その後も各地を転々としたのち、どういう縁か現在はここ西光寺の鐘楼に掛かっています。一口の鐘が数百年をかけて日本海側を移動し続けたという事実そのものが、この鐘の物語です。ただし福岡市街からはやや距離があり、周辺に他の見どころも少ないため、訪ねにくい一件ではあります。公開日も限られますので、機会をとらえて計画を立てましょう。国宝の梵鐘ひとつを目当てに訪ねるコースで、周囲に他の見どころは多くありません。それでも、この鐘のたどってきた道のりを思えば、訪ねる意味は十分にあります。境内は静かで、訪ねる人もほとんどいません。

国宝・文化財を巡るモデルコース

梵鐘[国宝]は覆屋のなかにあり、毎月1日と16日に見ることができます。それ以外の日はガラス越しに眺めることになります。鐘楼を覆屋で覆った形になっており、公開日以外は見づらいので、意匠まで鑑賞したいなら日程をあわせて訪ねましょう。撞座の位置や乳の並び、そして刻まれた銘文を確かめたいところです。平安初期の鐘は現存例が少なく、その造形を間近に見られる貴重な機会となります。数百年をかけて各地を移り歩いた鐘であることを思いながら眺めると、また違った感慨があるはずです。九州国立博物館などの展覧会に出品されることもありますので、そちらの機会をうかがうのも手。今宿駅からバスまたはタクシーでのアクセスとなります。所要は30分ほど。公開日は月に二日だけですので、必ず日程を確かめてから出かけましょう。周囲は住宅地と田畑の広がる静かな一帯です。梵鐘のほかに見どころは多くありませんが、その一口の来歴は格別です。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】定期公開日に
  1. S

    JR 博多駅

  2. B

    バス停 内野

  3. 1

    西光寺

    国宝の梵鐘を伝えます。当時は費用の観点で中古を購入したということで、それが現在国宝となっているということも面白い逸話です。覆屋のなかにあり、毎月1日と16日に見ることができます。それ以外の日はガラス越しの見学です。

    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
  4. B

    バス停 内野

  5. S

    JR 博多駅

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