観世音寺

かんぜおんじ

福岡県 太宰府市

観世音寺

福岡県の国宝・文化財を巡るモデルコース。太宰府にある天台宗の寺院、観世音寺。天智天皇が母の斉明天皇を弔うために発願した古寺で、伽藍が完成したのは746年(天平18年)のことでした。かつては九州を代表する大寺院で、西日本随一の戒壇院も置かれました。当時の建物は残っていませんが、仏像彫刻の宝庫として知られ、14体もの重要文化財の仏像が伝わります。多くは宝蔵に納められており、像高5mを超える馬頭観音立像や不空羂索観音立像が並ぶ空間は圧巻。これほどの大きさの木彫が並ぶ場所は他にありません。国宝は鐘楼に掛かる梵鐘。7世紀末の鋳造とされ、京都・妙心寺の鐘と兄弟鐘の関係にあるとされます。日本最古級の梵鐘で、「日本三名鐘」のひとつ。菅原道真も、この鐘の音を聞いて詩を詠んでいます。西鉄五条駅から徒歩15分ほど。境内は広々として訪ねる人も多くありませんので、太宰府天満宮の賑わいとは対照的な静けさを味わえます。所要は1時間半ほどみておきましょう。周辺には大宰府政庁跡も広がっています。

国宝・文化財を巡るモデルコース

観世音寺の境内では、まず講堂へ向かいましょう。観音菩薩坐像[重文]が安置されています。境内は広々として、往時の伽藍の規模を思わせます。鐘楼を経由して梵鐘[国宝]を鑑賞しましょう。撞座の位置が低く、乳の並び方も古式で、飛鳥から奈良にかけての鐘の特徴がよく表れています。それから宝蔵に入ります。阿弥陀如来坐像[重文]、観音菩薩立像[重文]、不空羂索観音立像[重文]などが並びます。5mを超える巨像が林立する空間ですので、まずは全体を見渡し、それから一体ずつ向き合ってみてください。すぐ西にある戒壇院では、本堂で盧舎那仏坐像[重文]を見ることができます。太宰府天満宮からも歩ける距離です。宝蔵の拝観には拝観料が必要です。堂内は像を近くから見られますので、時間をかけて回りましょう。境内には礎石も残り、往時の伽藍の規模を思い描くことができます。境内は広く平坦で、石段もほとんどありません。歩きやすいところです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    西鉄 西鉄五条駅

  2. 1

    観世音寺 講堂

    観世音寺 講堂

    重要文化財の講堂で、金堂とともに江戸時代の再建で、現存する唯一のものです。堂内には重要文化財の観音菩薩坐像が安置されています。境内は広々として、往時の伽藍の規模を思わせます。まずはここから訪ねましょう。

    • 重文
      彫刻
      木造観音菩薩坐像
  3. 2

    観世音寺 鐘楼

    観世音寺 鐘楼

    国宝の梵鐘が掛かっています。京都妙心寺の梵鐘と兄弟鐘で、その古さ、優秀さでも日本一と称されます。撞座の位置が低く、乳の並び方も古式で、飛鳥から奈良にかけての鐘の特徴がよく表れています。

    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
  4. 3

    観世音寺 宝蔵

    観世音寺 宝蔵

    所有する15体の重要文化財に指定された仏像のうち、1体は講堂に安置され、1体は九州国立博物館に寄託、残りの13体が宝蔵にあります。5mを超える巨像が林立する空間ですので、まずは全体を見渡し、それから一体ずつ向き合ってみてください。

    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像(阿弥陀堂安置)
    • 重文
      彫刻
      木造観音菩薩立像
    • 重文
      彫刻
      木造不空羂索観音立像
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
  5. 4

    戒壇院

    戒壇院

    重要文化財の本尊盧舎那仏坐像が本堂に安置されています。奈良時代に設けられた日本三戒壇のひとつで、僧が受戒した場所です。観世音寺のすぐ西にありますので、あわせて訪ねましょう。境内の菩提樹も知られています。

    • 重文
      彫刻
      木造盧舎那仏坐像
  6. S

    西鉄 西鉄五条駅

観世音寺周辺のおすすめ旅館・ホテル

周辺の国宝コース

ふくしまの文化財