興福寺

こうふくじ

奈良県 奈良市

興福寺

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。藤原氏の氏寺として栄えた法相宗大本山、興福寺。藤原鎌足が重い病気を患った際に、夫人が夫の回復を祈願して、釈迦三尊、四天王などの諸仏を安置するために創建したものとされます。中世には大和国一国を事実上支配する一大勢力でしたが、神仏分離令により明治期に大きく姿を変え、塀などが取り払われた結果、奈良公園の一部のようになっています。諸堂に加え、仏像の国宝、国の重要文化財を多く所有していることで知られます。名高い仏像群に会いに行きましょう。※2019年現在、仮講堂は工事中です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

興福寺の手前にある奈良基督教会では会堂[重文]、親愛幼稚園舎[重文]があります。興福寺境内へ入って北円堂[国宝]。堂内には弥勒仏[国宝]、無著菩薩・世親菩薩[国宝]、四天王[国宝]を安置しています。その南には三重塔[国宝]。続いて南円堂[重文]には不空羂索観音[国宝]、法相六祖[国宝]、四天王[国宝]があります。再建された中金堂には四天王立像[国宝]などが。その東には五重塔[国宝]、東金堂[国宝]があります。東金堂では中央に本尊の薬師三尊[重文]、左右に維摩居士[国宝]と文殊菩薩[国宝]、四隅に四天王[国宝]、さらに十二神将[国宝]と国宝仏が多数あります。その後は国宝館に入ります。旧食堂の本尊である千手観音[国宝]を中心に、十大弟子[国宝]、八部衆[国宝]など寺宝を収蔵しています。大湯屋[重文]を経て南に出て、三条通りを西に進んだところにある伝香寺では本堂[重文]と、特別公開期間のみですが地蔵菩薩(はだか地蔵)[重文]が見られます。近鉄線を越えて北に、蓮長寺本堂[国宝]を経て称名寺へ。阿弥陀如来[重文]、釈迦如来[重文]があります。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    近鉄 近鉄奈良駅

  2. 1

    奈良基督教会

    奈良基督教会

    周囲の景観にあわせるように和風に造られた教会です。幼稚園のある日は見学ができません。

    • 重文
      建造物
      日本聖公会奈良基督教会会堂
    • 重文
      建造物
      日本聖公会奈良基督教会親愛幼稚園舎
  3. 2

    興福寺 北円堂

    興福寺 北円堂

    鎌倉時代前期の八角円堂です。

    • 国宝
      建造物
      興福寺北円堂
    • 国宝
      彫刻
      木造弥勒仏坐像運慶作(北円堂安置)
    • 国宝
      彫刻
      木造無著菩薩・世親菩薩立像運慶作(所在北円堂)
    • 国宝
      彫刻
      木心乾漆四天王立像(所在北円堂)
  4. 3

    興福寺 三重塔

    興福寺 三重塔

    興福寺で現存する最古の建物で、鎌倉時代前期の再建とされます。

    • 国宝
      建造物
      興福寺三重塔
  5. 4

    興福寺 南円堂

    興福寺 南円堂

    通常は内部拝観できず、10月17日の大般若経転読会でのみ開扉されます。

    • 国宝
      彫刻
      木造不空羂索観音坐像康慶作(南円堂安置)
    • 国宝
      彫刻
      木造法相六祖坐像康慶作(所在南円堂)
    • 国宝
      彫刻
      木造四天王立像(所在南円堂)
    • 重文
      建造物
      興福寺南円堂
  6. 5

    興福寺 中金堂・仮講堂

    興福寺 中金堂・仮講堂

    中金堂は2018年に再建されました。その奥の仮講堂は、中金堂の工事中は仮金堂として使用されたもので、中金堂落成後は講堂として再建の見込みです。

    • 国宝
      彫刻
      木造四天王立像
    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
    • 重文
      彫刻
      木造薬師如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造帝釈天立像
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
  7. 6

    興福寺 五重塔・東金堂

    興福寺 五重塔・東金堂 興福寺 五重塔・東金堂

    現存する日本の木造塔としては、東寺五重塔に次いで高い五重塔で、古都奈良を象徴する風景です。

    • 国宝
      建造物
      興福寺五重塔
    • 国宝
      建造物
      興福寺東金堂
    • 国宝
      彫刻
      木造維摩居士坐像定慶作(所在東金堂)
    • 国宝
      彫刻
      木造文殊菩薩坐像(所在東金堂)
    • 国宝
      彫刻
      木造四天王立像(所在東金堂)
  8. 7

    興福寺 国宝館

    興福寺 国宝館

    食堂の跡地に立つ、創建時の食堂の姿を模した宝物館となっています。

    • 国宝
      彫刻
      乾漆十大弟子立像
    • 国宝
      彫刻
      乾漆八部衆立像(内一躯下半身欠失)
    • 国宝
      彫刻
      木造金剛力士立像
    • 国宝
      彫刻
      板彫十二神将立像
    • 国宝
      彫刻
      木造天燈鬼・竜燈鬼立像
  9. 8

    興福寺 大湯屋

    室町時代中期の再建となる、寺院の風呂場です。

    • 重文
      建造物
      興福寺大湯屋
  10. 9

    伝香寺

    伝香寺

    裸体に彫られ、袈裟をまとうはだか地蔵が有名です。

    • 重文
      建造物
      傳香寺本堂
    • 重文
      彫刻
      木造地蔵菩薩立像
    • 重文
      彫刻
      像内納入品
  11. 10

    蓮長寺

    蓮長寺

    西岸寺本堂を移築したと伝わる本堂が国の重要文化財となっています。

    • 重文
      建造物
      蓮長寺本堂
  12. 11

    称名寺

    称名寺

    本堂内部は5月15日の茶会の際のみ拝観できます。

    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来坐像
  13. S

    近鉄 近鉄奈良駅

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