葛井寺

ふじいでら

大阪府 藤井寺市

葛井寺

大阪府の国宝・文化財を巡るモデルコース。藤井寺市にある真言宗御室派の寺院、葛井寺。725年(神亀2年)、聖武天皇の勅願により行基が創建したと伝わる古寺で、西国三十三所第5番の札所です。兵火と地震により当時の堂塔は失われ、現存する建物のほとんどは近世以降の再建ですが、四脚門が重要文化財に指定されています。国宝は本尊の千手観音坐像。奈良時代の乾漆造で、大小あわせて1041本の手をもつ、実際に千本の手を備えた稀有な像です。多くの千手観音が42本の手で千手を表すのに対し、この像は文字どおり千の手を背後に扇のように広げており、その光景は圧巻。天平彫刻の技術の頂点を示す作品でもあります。秘仏で、開帳は毎月18日の縁日と、8月9日の千日まいりの日に限られます。周辺には縄文時代からの遺跡もあり、陵南の森歴史資料室で出土品を見ることができます。境内は自由に入ることができ、開帳日以外でも本堂に参拝することはできます。近隣には世界遺産の古市古墳群も広がっていますので、あわせて歩けば一日のコースになります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

四脚門[重文]を通って葛井寺の境内へ入り、本堂へ向かいます。千手観音坐像[国宝]の開帳は毎月18日と8月9日に限られますので、日を確かめて訪ねましょう。背後に扇状に広がる1041本の手を、正面だけでなく斜めからも見ていきたいところ。一本ずつ持物が異なりますので、時間をかけて眺めてみてください。天平の乾漆造ならではの、しっとりとした肌合いも見どころです。境内は藤の名所としても知られ、4月下旬には藤棚が見頃を迎えます。その後は陵南の森歴史資料室へ足をのばしましょう。袈裟襷文銅鐸[重文]が見られます。藤井寺駅から徒歩5分ほどと、駅から近いのもありがたいところ。所要は1時間半ほどです。西国札所ですので納経に訪れる人も多く、開帳日は堂内が混み合います。時間に余裕をもって出かけましょう。境内の藤棚のほか、周辺の古墳めぐりとあわせて歩くこともできます。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-彫刻仏像
    【いつ見られる?】定期公開日に
  1. S

    近鉄 藤井寺駅

  2. 1

    葛井寺 四脚門

    葛井寺 四脚門

    豊臣秀頼により建立された旧南大門です。重要文化財の四脚門で、境内の南に立っています。参拝は西門から入る人が多いところですが、この門もあわせて見ていきましょう。桃山期の落ち着いた意匠です。

    • 重文
      建造物
      葛井寺四脚門
  3. 2

    葛井寺 本堂

    葛井寺 本堂

    本尊は日本に現存する千手観音像としては最古のもののひとつです。国宝の千手観音坐像で、背後に扇状に広がる1041本の手が圧巻。開帳は毎月18日と8月9日に限られます。天平の乾漆造ならではの肌合いも見どころです。

    • 国宝
      彫刻
      乾漆千手観音坐像(本堂安置)
  4. 3

    陵南の森歴史資料室

    重要文化財の袈裟襷文銅鐸は弥生時代後期に畿内地方を中心に作られた「近畿式銅鐸」です。表面の文様や、吊り下げるための鈕の形をじっくり見ていきましょう。葛井寺から少し足をのばしたところにあり、あわせて訪ねられます。

    • 重文
      考古資料
      袈裟襷文銅鐸/大阪府羽曳野市西浦出土
  5. S

    近鉄 高鷲駅

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