観心寺
かんしんじ
大阪府 河内長野市
大阪府の国宝・文化財を巡るモデルコース。奥河内にある高野山真言宗の寺院、観心寺。平安時代の827年(天長4年)、空海の弟子の実恵が建立したものになります。その後は楠木氏の菩提寺となり、楠木正成ゆかりの寺としても知られています。国宝の金堂に安置される本尊・如意輪観音坐像の美しさで名高いお寺ですが、通常は非公開の秘仏です。毎年4月17・18日の2日間の開帳時期にぜひ訪ねてみたいものです。他にも国の重要文化財となっている仏像が多くあり、これらは宝物館である霊宝館で見ることができます。
国宝・文化財を巡るモデルコース
山門を通って参道を上ると、右手に訶梨帝母天堂[重文]があります。さらに右には建掛塔[重文]があり、参道の正面突き当りにあるのが金堂[国宝]です。本尊の如意輪観音坐像[国宝]、脇侍の不動明王坐像[重文]、愛染明王坐像[重文]は秘仏となっていて、特別公開日以外では見ることができません。如意輪観音は毎年4月に開帳され、四天王[重文]もあわせて見られます。金堂から西へ進むと霊宝館があります。観心寺縁起資財帳[国宝]のほか、聖観音[重文]、十一面観音[重文]、薬師如来[重文]、宝生如来[重文]など国の重要文化財となっている仏像が多数収蔵されています。霊宝館の奥には恩賜講堂[重文]があります。
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S
南海・近鉄 河内長野駅
バス15分 -
B
バス停 観心寺
徒歩3分 -
1
観心寺 訶梨帝母天堂
徒歩1分 -
2
観心寺 建掛塔
徒歩1分 -
3
観心寺 金堂
内陣の後ろに須弥壇があり、本尊とその脇侍を納める厨子が安置されています。
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国宝建造物観心寺金堂
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国宝彫刻木造如意輪観音坐像(金堂安置)
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重文彫刻木造愛染明王坐像
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重文彫刻木造不動明王坐像
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重文彫刻木造多聞天立像
徒歩1分 -
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4
観心寺 霊宝館
宝物館です。本尊開帳日のみ公開される寺宝もあります。
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国宝古文書観心寺縁起資財帳
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重文彫刻厨子入木造愛染明王坐像(伝後村上天皇御念持仏)
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重文彫刻木造聖観音立像(伝僧空海作)
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重文彫刻木造十一面観音立像
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重文彫刻木造厨子入聖僧坐像
徒歩1分 -
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5
観心寺 恩賜講堂
徒歩4分 -
B
バス停 観心寺
バス15分 -
S
南海・近鉄 河内長野駅
【所要時間は?】1~2時間
【種類は?】国宝-建造物/国宝-彫刻仏像/国宝-その他
【いつ見られる?】いつでも
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施設データ
観心寺
かな | かんしんじ |
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住所 | 大阪府河内長野市寺元475 |
電話 | 0721-62-2134 |
営業 | 9~17時。無休 |
料金 | 300円 |
交通 | 南海高野線・近鉄長野線 河内長野駅から観心寺方面行きで15分、バス停観心寺下車、徒歩すぐ。バスは20~30分に1本程度。南海バス時刻表。 |
参照 | るるぶ/公式 |