櫻井神社

さくらいじんじゃ

大阪府 堺市南区

櫻井神社

大阪府の国宝・文化財を巡るモデルコース。堺市南区にある櫻井神社。上神谷八幡宮(にわだにはちまんぐう)とも呼ばれます。古代にこの地に住んだ氏族・桜井氏が、祖である武内宿禰を祀ったのが始まりとされ、延喜式にも名の見える古社です。応神天皇、仲哀天皇、神功皇后を祀ります。小さな神社ですが、鎌倉時代前期の建築である拝殿が国宝に指定されており、堺市で唯一の国宝となっています。中央に土間の通路(馬道)を通した「割拝殿」という形式で、国内でも最古級の割拝殿の遺構のひとつ。切妻造の簡素な建物ですが、太い柱と厚い板壁が生む重量感には鎌倉建築らしい力強さがあります。拝殿を通り抜けて本殿に向かうという参拝の動線そのものが、この建物の意味を教えてくれます。雨乞い踊りの「上神谷のこおどり」は国の選択無形民俗文化財となっています。周辺は田園と丘陵の広がるのどかな土地で、堺の市街地とはまったく違う景色が広がります。国宝の建物ひとつを目当てに訪ねるコースですが、その一棟の力は十分に感じられるはずです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

本殿の手前にある拝殿[国宝]を鑑賞しましょう。まずは正面から。切妻造の簡素な外観ですが、太い柱と厚い板壁が生む重量感は、鎌倉建築らしい力強さを感じさせます。中央には馬道と呼ばれる土間の通路が通っていますので、実際にくぐって本殿側へ抜けてみましょう。この通り抜けるという動線こそが、割拝殿という形式の本質です。梁や貫の組み方、柱の面取りといった細部にも目を向けたいところ。境内は小さく、参拝はすぐに済みますが、そのぶん建物とじっくり向き合えます。訪ねる人も少なく、静かな時間が流れています。所要は30分ほど。泉ヶ丘駅からバスの便がありますが、本数は限られますので往復の時刻を確かめておきましょう。秋には「上神谷のこおどり」が奉納されますので、日を合わせて訪ねるのもいいでしょう。境内の木立も気持ちのよいものです。堺市内には百舌鳥古墳群もありますので、あわせて訪ねれば一日のコースになります。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    泉北高速鉄道 泉ヶ丘駅

  2. B

    バス停 桜井神社前

  3. 1

    櫻井神社

    櫻井神社

    国宝の拝殿です。切妻造の簡素な外観ですが、太い柱と厚い板壁が生む重量感は鎌倉建築らしいもの。中央には馬道と呼ばれる土間の通路が通り、実際にくぐって本殿側へ抜けられます。二重虹梁蟇股という側面の様子も珍しいものです。

    • 国宝
      建造物
      桜井神社拝殿
  4. B

    バス停 桜井神社前

  5. S

    泉北高速鉄道 泉ヶ丘駅

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