本山寺

もとやまじ

香川県 三豊市

香川県の国宝・文化財を巡るモデルコース。三豊市にある高野山真言宗の寺院、本山寺。四国八十八箇所霊場の第70番札所です。国宝は本堂。1300年(正安2年)の再建で、四国では数少ない鎌倉時代の建築です。和様を基調に禅宗様と大仏様を交えた折衷様で、桁行五間、梁間五間の入母屋造本瓦葺。屋根の勾配がゆるやかで、深い軒が水平の線を強く見せる、落ち着いた姿をしています。本尊は空海が自ら刻んだと伝わる馬頭観世音菩薩像。四国八十八箇所のなかで馬頭観音を本尊とするのはこの寺だけです。秘仏で厨子に納められていますが、毎年7月の土用の丑の日に行われるきゅうり加持の際には、本堂内陣まで入ることができます。境内には仁王門も重要文化財。四国霊場で五重塔をもつのは、竹林寺、志度寺、善通寺とこの本山寺の4か所だけです。JR本山駅から徒歩15分ほど。境内は広く平坦で、歩きやすいところです。四国で数少ない鎌倉建築の一棟を訪ねるコースで、五重塔とあわせた景色も見どころ。訪ねる人はそれほど多くなく、静かに過ごせます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

まずはタクシーで妙音寺へ向かい、阿弥陀如来坐像[重文]を鑑賞します。平安期の穏やかな坐像です。そこから本山寺まで歩きましょう。南側にある仁王門[重文]から境内に入ります。和様と禅宗様、大仏様を交えた門で、本堂と同じ折衷様の系譜にあります。境内に入ると正面が本堂[国宝]。ゆるやかな屋根の勾配と、深い軒が生む水平の広がりを、まずは正面から眺めましょう。周囲を回れば、側面の長さも確かめられます。本尊は秘仏で厨子のなかですが、きゅうり加持の日には内陣まで入ることができます。境内には五重塔も立っており、遠くからでもよく目立ちます。所要は2時間ほどみておきましょう。本堂の前には広い前庭がありますので、少し離れた位置から全体を眺めることもできます。塔と本堂を一緒に収める角度も探してみましょう。境内は自由に入ることができます。五重塔は境内のどこからでもよく見えますので、本堂と一緒に眺めてみましょう。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 本山駅

  2. 1

    妙音寺

    重要文化財の阿弥陀如来坐像が見られます。平安時代後期の作とされ、定朝様の穏やかな作風。本山寺へ向かう前に、タクシーで立ち寄るのがおすすめです。訪ねる人も少なく、静かに拝観できます。

    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
  3. 2

    本山寺 仁王門

    重要文化財の仁王門で、鎌倉時代後期建立となります。和様と禅宗様、大仏様を交えた門で、本堂と同じ折衷様の系譜にあります。金剛力士立像は県指定有形文化財です。境内の南側にあり、ここから入りましょう。

    • 重文
      建造物
      本山寺二王門
  4. 3

    本山寺 本堂

    国宝の本堂です。屋根は寄棟造り、本格的な密教本堂です。ゆるやかな屋根の勾配と、深い軒が生む水平の広がりを、まずは正面から眺めましょう。本尊は秘仏ですが、きゅうり加持の日には内陣まで入ることができます。

    • 国宝
      建造物
      本山寺本堂
  5. S

    JR 本山駅

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