室生寺
むろうじ
奈良県 宇陀市
奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。室生山の山麓から中腹にかけて境内が広がる山岳寺院、室生寺。奈良時代末期に興福寺の僧・賢璟によって開かれました。女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」とも呼ばれます。鎌倉時代後期の本堂や金堂、五重塔が国宝に指定されているほか、金堂の本尊釈迦如来や十一面観音など、優れた貞観仏が伝わります。奥の院まで往復するには時間がかかるため、バスでのアクセスの場合は先に奥の院を拝観し、麓のほうで時間調整するのも手です。
国宝・文化財を巡るモデルコース
太鼓橋を渡って境内に入って右手へ、仁王門を過ぎて急な石段の先に弥勒堂[重文]があります。堂内には中央に本尊の弥勒菩薩[重文]、右に釈迦如来[国宝]を安置します。そばの金堂[国宝]では須弥壇上に、向かって左から十一面観音[国宝]、文殊菩薩[重文]、本尊の釈迦如来[国宝]、薬師如来[重文]、地蔵菩薩[重文]が並び、手前には十二神将[重文]が立っています。背後の来迎壁には伝帝釈天曼荼羅図[国宝]があります。その奥に本堂[国宝]。如意輪観音[重文]が安置されています。さらに上には五重塔[国宝]。五重塔から15分ほど石段を登った先の奥の院には御影堂[重文]があります。
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施設データ
室生寺
かな | むろうじ |
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住所 | 奈良県宇陀市室生78 |
電話 | 0745-93-2003 |
営業 | 8時30分~17時(冬季は9~16時)。無休 |
料金 | 600円 |
交通 | 近鉄大阪線 室生口大野駅から奈良交通バス室生寺方面行きで14分、バス停室生寺下車、徒歩5分。バスは1時間に1本程度。奈良交通バス時刻表 |
参照 | るるぶ/公式 |