栄山寺

えいさんじ

奈良県 五條市

栄山寺

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。五條市にある真言宗豊山派の寺院、栄山寺。719年(養老3年)、藤原不比等の長子・武智麻呂が創建したと伝わります。吉野川に面した静かな境内に、奈良時代の八角堂が残っています。国宝は八角堂と梵鐘。八角堂は760年頃の建立とされ、武智麻呂の菩提を弔うために建てられたもの。奈良時代の八角円堂で現存するのは、法隆寺夢殿とこの堂だけです。内部の柱や天井には極彩色の装飾画が描かれており、宝相華や飛天、楽器を奏でる天人などが今も確かめられます。奈良時代の絵画がこれほど残る例は稀で、絵画としても重要文化財に指定されています。梵鐘は「平安三絶の鐘」に数えられるもので、表面の銘文は撰者が菅原道真、筆者が小野道風と伝えられます。書としても価値の高い一口です。五條駅からバス、または徒歩30分ほど。訪ねる人は多くなく、静かに堂と向き合えます。奈良時代の建築と平安の名鐘という二つの国宝が、吉野川沿いの小さな境内にあるという取り合わせが魅力です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

境内西にある鐘楼に梵鐘[国宝]が掛かっています。銘文が鐘身に刻まれていますので、近づいて文字を追ってみましょう。菅原道真の撰、小野道風の筆と伝わる銘です。すぐそばには石塔婆(七重塔)[重文]があります。本堂には薬師如来[重文]、十二神将[重文]があり、前には石燈籠[重文]。境内東に八角堂[国宝]が立っています。まずは外から、八角形の平面と宝形の屋根が生む端正な姿を眺めましょう。周囲を一周して、八つの面がそれぞれどう見えるかを確かめてみてください。堂内の内陣装飾画[重文]も見どころです。柱や天井に残る宝相華や飛天の彩色を、目を凝らして探してみましょう。吉野川の流れを望む境内も心地よいところです。所要は1時間ほど。八角堂の内部拝観には受付が必要な場合がありますので、庫裏に声をかけてみましょう。境内は静かで、川風の音を聞きながら過ごせます。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 五条駅

  2. 1

    栄山寺 鐘楼

    栄山寺 鐘楼

    国宝の梵鐘は、京都神護寺、宇治平等院の鐘とともに日本三名鐘のひとつとされています。鐘身に刻まれた銘は菅原道真の撰、小野道風の筆と伝わります。近づいて文字を追ってみましょう。そばには重要文化財の石塔婆もあります。

    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
    • 重文
      建造物
      榮山寺七重塔
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    栄山寺 本堂

    栄山寺 本堂

    重要文化財の本堂は室町時代に再建されたものです。堂内には重要文化財の薬師如来と十二神将を安置しています。堂の前には同じく重要文化財の石燈籠が立っています。境内の中央にあり、順路の途中で見ていきましょう。

    • 重文
      彫刻
      木造薬師如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造十二神将立像
    • 重文
      工芸品
      石燈籠弘安七歳の銘あり
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    栄山寺 八角堂

    栄山寺 八角堂

    法隆寺の夢殿に並び、天平時代を代表する建築で、国宝に指定されています。八角形の平面と宝形の屋根が生む端正な姿を、周囲を一周して確かめましょう。堂内の内陣装飾画も見どころで、宝相華や飛天の彩色が残ります。

    • 国宝
      建造物
      榮山寺八角堂
    • 重文
      絵画
      八角堂内陣装飾画(板絵著色)
  5. S

    JR 五条駅

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