橿原神宮・橿原考古学研究所

かしはらじんぐう・かしはらこうこがくけんきゅうしょ

奈良県 橿原市

橿原神宮・橿原考古学研究所

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。橿原市にある県立の研究機関、奈良県立橿原考古学研究所。県内の遺跡発掘調査を担い、附属の博物館で古墳や遺跡からの出土品を収蔵・展示しています。国宝は2件。ひとつは藤ノ木古墳出土品で、6世紀後半の未盗掘の石棺から出た金銅製の馬具、冠、履などの一括資料です。とりわけ金銅製鞍金具の透彫は、象や鳳凰といった異国の意匠を含み、大陸との交流を鮮やかに物語ります。もうひとつが2025年に国宝となった太安萬侶銅板墓誌。『古事記』を編纂した太安万侶の墓から出土した銅板で、没年と位階、居所が刻まれています。伝説的な人物の実在を確定させた発見として知られ、日本古代史の重要資料です。畝傍山の麓にある橿原神宮は明治の創建ですが、京都御所の内侍所を移した本殿などが重要文化財。あわせて訪ねましょう。橿原神宮前駅から博物館までは徒歩15分ほど、神宮へはさらに戻る形になります。歩く距離は2.5kmほど。二件の国宝はいずれも常設展示ではない場合がありますので、公開状況を確かめてから訪ねましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

橿原考古学研究所附属博物館では、藤ノ木古墳出土品[国宝]、太安萬侶銅板墓誌[国宝]をはじめ、唐古・鍵遺跡出土品[重文]などを見ることができます。藤ノ木古墳の鞍金具は透彫の細かさが見どころですので、象や鳳凰の意匠を探しながら眺めてみましょう。太安萬侶銅板墓誌は小さなものですが、刻まれた文字を追えば、古事記の編者の名がそこにあることを確かめられます。常設展示は旧石器時代から近世まで、奈良県の考古資料を通してたどる構成です。その後は橿原神宮へ向かいます。広い参道を進み、外拝殿から参拝しましょう。本殿[重文]は内拝殿の奥にあり、通常は外拝殿から先へは進めません。畝傍山[名勝]の姿もあわせて眺めていきましょう。所要は3時間ほど。博物館は展示替えがありますので、事前に内容を確認しておくと確実です。神宮の広い参道と、背後の畝傍山の眺めも印象に残ります。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    近鉄 畝傍御陵前駅

  2. 1

    橿原考古学研究所附属博物館

    橿原考古学研究所附属博物館

    周辺の遺跡、古墳からの出土品を収蔵しています。国宝の藤ノ木古墳出土品、太安萬侶銅板墓誌があり、鞍金具の透彫の細かさは見どころ。象や鳳凰の意匠を探しながら眺めてみましょう。常設展示も充実しています。

    • 国宝
      考古資料
      奈良県藤ノ木古墳出土品
    • 国宝
      考古資料
      太安萬侶銅板墓誌
    • 重文
      考古資料
      大和国高市郡牽牛子塚古墳出土品
    • 重文
      考古資料
      大和唐古遺跡出土品
    • 重文
      考古資料
      水注形土器
  3. 2

    橿原神宮

    橿原神宮

    江戸時代の1855年(安政2年)建立の京都御所賢所(内侍所)を創建に際して移建したものです。重要文化財の本殿は内拝殿の奥にあり、通常は外拝殿から先へは進めません。広い参道と背後の畝傍山の眺めも印象に残ります。

    • 重文
      建造物
      橿原神宮本殿
  4. S

    近鉄 橿原神宮前駅

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