石上神宮・天理図書館

いそのかみじんぐう・てんりとしょかん

奈良県 天理市

石上神宮・天理図書館

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。天理市、布留山の北西麓に鎮座する石上神宮。日本最古の神社のひとつで、物部氏の総氏神として古代から信仰されてきました。もとは本殿をもたず、拝殿の背後にある禁足地そのものを聖域としていた社です。国宝は拝殿と、摂社出雲建雄神社の拝殿、そして七支刀。拝殿は鎌倉初期の建築で、白河天皇が宮中の建物を寄進したと伝わります。出雲建雄神社拝殿は、中央に土間の通路を通す「割拝殿」の代表例。七支刀は左右に三本ずつの枝刃を出す独特の鉄剣で、銘文に「泰和四年」の紀年と百済からの贈与を示す文が刻まれており、4世紀の日朝関係を語る第一級の史料です。ただし実物を見られる機会はきわめて限られます。天理大学附属天理図書館は国宝の典籍を多数所蔵しますが、こちらも非公開。天理参考館での特別展示の機会をうかがうことになります。天理駅からバスで10分ほど、あるいは商店街を通って徒歩30分ほど。境内は木々に囲まれ、国宝の拝殿が二棟あるという、他にはない密度をもつ社です。歩く距離は3kmほどみておきましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

公共交通の便はあまりよくありませんので、タクシーを併用するのが現実的です。ここでは往路をタクシー、復路をバスとします。まず天理参考館へ。埴輪武装男子立像[重文]などを収蔵・展示しています。世界の民族資料も充実した館ですので、あわせて見ていきましょう。天理図書館は類聚名義抄[国宝]、宋刊本欧陽文忠公集[国宝]など貴重な資料を所蔵していますが、通常は非公開です。石上神宮では楼門[重文]をくぐり、拝殿[国宝]へ。背後の禁足地を意識しながら参拝しましょう。楼門の手前にある摂社、出雲建雄神社の拝殿[国宝]も必見です。中央の土間を実際にくぐってみてください。宝物収蔵庫の七支刀[国宝]、鉄盾[重文]は通常見ることができません。境内には鶏が放し飼いにされています。所要は3時間ほど。石上神宮から南へは「山の辺の道」が続いており、大神神社方面まで歩くこともできます。時間と体力にあわせて計画を立てましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR・近鉄 天理駅

  2. 1

    天理大学附属天理参考館

    天理大学附属天理参考館

    民俗学・考古学系の博物館です。重要文化財の埴輪武装男子立像などを収蔵・展示しています。世界の民族資料も充実した館ですので、あわせて見ていきましょう。天理図書館所蔵の貴重本をここで展示する特別展示もまれにあります。

    • 重文
      考古資料
      埴輪武装男子立像
    • 重文
      考古資料
      埴輪男子胡坐像
  3. 2

    天理大学附属天理図書館

    天理大学附属天理図書館

    国宝の類聚名義抄、宋刊本欧陽文忠公集など貴重な資料を所蔵していますが、通常は非公開です。大学関係者、天理教教団関係者に限らず一般利用者にも公開されています。企画展の機会があれば、貴重書を見られることもあります。

    • 国宝
      書跡・典籍
      類聚名義抄
    • 国宝
      書跡・典籍
      宋刊本欧陽文忠公集(金沢文庫本)
    • 国宝
      書跡・典籍
      南海寄帰内法伝巻第一、第二
    • 国宝
      書跡・典籍
      宋版劉夢得文集
    • 国宝
      書跡・典籍
      日本書紀神代巻上下(吉田本)
  4. 3

    石上神宮

    石上神宮 石上神宮

    国宝の拝殿は鎌倉時代初期の建築。背後の禁足地を意識しながら参拝しましょう。摂社の出雲建雄神社は「割拝殿」と呼ばれる形式の拝殿で、こちらも国宝です。中央の土間を実際にくぐってみてください。七支刀は通常見られません。

    • 国宝
      建造物
      石上神宮拝殿
    • 国宝
      建造物
      石上神宮摂社出雲建雄神社拝殿
    • 国宝
      考古資料
      七支刀
    • 重文
      建造物
      石上神宮楼門
    • 重文
      考古資料
      鉄盾
  5. B

    バス停 石上神宮前

  6. S

    JR・近鉄 天理駅

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