般若寺

はんにゃじ

奈良県 奈良市

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。奈良きたまちにある真言律宗の寺院、般若寺。735年(天平7年)、聖武天皇が平城京の鬼門を守るために伽藍を建立したと伝わります。大和と山城を結ぶ「京街道」に沿って建ち、街道に面した楼門が国宝に指定されています。1275年頃の建立で、入母屋造本瓦葺の二階建て門。全国に楼門は数多くありますが、国宝に指定されているのはごく限られており、しかもこれは正面ではなく西面という珍しい配置です。街道を行き交う人々を迎えるための門であったことが、その向きからわかります。境内中央には高さ12.6mの十三重石塔があり、こちらは重要文化財。日本を代表する石塔のひとつです。「コスモス寺」の名でも親しまれ、秋には境内が15万本のコスモスで埋め尽くされます。春と秋には白鳳秘仏の特別拝観も行われます。東大寺の転害門からは徒歩圏ですので、きたまちを歩くコースの一部として組み込むこともできます。境内は小さいものの、門と石塔と花という三つの見どころが揃った、密度の高い寺です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

境内の西端に楼門[国宝]があります。京街道に面して西を向いていますので、まずは街道側から見上げてみましょう。入母屋の屋根と、組物の並ぶ上層の構成が見どころです。境内側からも眺めて、両側の印象を比べてみてください。境内の中央には本堂があり、文殊菩薩騎獅像[重文]を安置しています。本堂の周囲には十三重石塔[重文]、経蔵[重文]があります。石塔は高さ12.6mと堂々たるもので、周囲を回って各層の屋根の逓減を確かめましょう。期間限定公開ですが、宝蔵堂には石造十三重塔内納置品[重文]があります。秋のコスモス、初夏のアジサイと、花の時期にあわせて訪ねるのもおすすめ。奈良駅からバスの便があります。所要は1時間ほどです。花の時期は多くの人が訪れますが、それ以外は静かなもの。楼門は境内側からも近づけますので、組物の細部まで見ていきましょう。石塔の周囲には四方仏も刻まれていますので、探してみましょう。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    近鉄 近鉄奈良駅

  2. B

    バス停 般若寺

  3. 1

    般若寺 楼門

    鎌倉時代建立の国宝の楼門です。和洋様に天竺様が取り入れられた優美なものです。京街道に面して西を向いていますので、まずは街道側から見上げてみましょう。境内側からも眺めて、両側の印象を比べてみてください。

    • 国宝
      建造物
      般若寺楼門
  4. 2

    般若寺 本堂・経蔵

    本堂のそばの重要文化財の十三重石塔が見ものです。高さ12.6mと堂々たるもので、周囲を回って各層の屋根の逓減を確かめましょう。解体修理の際に発見された塔内の納入宝物は、特別公開期間のみ公開されています。経蔵も重要文化財です。

    • 重文
      建造物
      般若寺十三重塔
    • 重文
      建造物
      般若寺経蔵
    • 重文
      彫刻
      木造文殊菩薩騎獅像(本堂安置)
    • 重文
      考古資料
      笠塔婆
    • 重文
      考古資料
      大和般若寺石造十三重塔内納置品
  5. B

    バス停 般若寺

  6. S

    近鉄 近鉄奈良駅

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