海龍王寺・法華寺

かいりゅうおうじ・ほっけじ

奈良県 奈良市

海龍王寺・法華寺

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。奈良時代には日本の総国分尼寺とされた光明皇后ゆかりの門跡尼寺、法華寺。平城京の東、藤原不比等の邸宅があった場所に建ちます。国宝は本尊の十一面観音立像。光明皇后の姿を写したという伝承をもつ平安初期の像で、一木造。腰をわずかにひねり、右足の指を少し浮かせた姿は、今まさに歩み出そうとしているかのよう。頭上の化仏や光背の蓮の意匠も独特で、平安彫刻を代表する一体です。開扉は期間限定となります。同じ不比等邸跡に隣接する海龍王寺は、東北の隅にあったことから「隅寺」とも呼ばれました。国宝は五重小塔。西金堂の内部に安置された高さ4mの塔で、光明皇后の宮に残る唯一の天平建築でもあります。周辺には平城宮東院庭園など、特別名勝の庭園遺跡が復元されていますので、あわせて訪ねましょう。新大宮駅または大和西大寺駅からバス。海龍王寺と法華寺は隣り合っており、平城宮跡までも徒歩圏です。歩く距離は2kmほど。十一面観音の開扉と、庭園の花の時期を狙うのがおすすめです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

海龍王寺に入ると、中央の本堂には文殊菩薩[重文]、十一面観音[重文]が安置されています。隣の西金堂[重文]では五重小塔[国宝]が見られます。堂の内部にすっぽりと塔が納まる姿は独特ですので、細部の組物まで確かめてみましょう。経蔵[重文]も見ていきます。その後はすぐ隣の法華寺へ。南門[重文]から入ると右手、護摩堂の奥が鐘楼[重文]です。正面に本堂[重文]があり、本尊の十一面観音[国宝]を安置していますが、開扉は期間限定です。維摩居士坐像[国宝]は通年公開されています。庭園[名勝]、そして光明皇后ゆかりの浴室(からふろ)も見ていきましょう。法華寺を出たら南西の宇奈多理座高御魂神社[重文]に寄りつつ、平城宮東院庭園[特別名勝]へ。南には平城京左京三条二坊宮跡庭園[特別名勝]があります。所要は3時間ほど。開扉の時期は寺によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-彫刻仏像/特別名勝
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    近鉄 近鉄奈良駅

  2. B

    バス停 法華寺

  3. 1

    海龍王寺 本堂・西金堂

    海龍王寺 本堂・西金堂 海龍王寺 本堂・西金堂

    西金堂は創建当時からの建物で、奈良時代の建築。重要文化財です。堂内に国宝の五重小塔があります。堂の内部にすっぽりと塔が納まる姿は独特ですので、細部の組物まで確かめてみましょう。本堂には文殊菩薩などを安置します。

    • 国宝
      建造物
      海竜王寺五重小塔
    • 重文
      建造物
      海竜王寺西金堂
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
    • 重文
      彫刻
      木造文殊菩薩立像(伝運慶作)
    • 重文
      工芸品
      木造寺門勅額(伝聖武帝宸翰)
  4. 2

    海龍王寺 経蔵

    海龍王寺 経蔵

    西大寺の中興の祖・叡尊により造立されたものです。重要文化財の校倉造の経蔵で、鎌倉時代の建築。小ぶりな倉ですが、丁寧な仕事が施されています。本堂の裏手にありますので、あわせて見ていきましょう。

    • 重文
      建造物
      海竜王寺経蔵
  5. 3

    法華寺 南門・鐘楼

    法華寺 南門・鐘楼 法華寺 南門・鐘楼

    ともに安土桃山時代末期の再建になります。重要文化財の南門から境内に入ると、右手の護摩堂の奥に同じく重要文化財の鐘楼があります。桃山期の落ち着いた構えで、境内の入口を印象づけます。

    • 重文
      建造物
      法華寺南門
    • 重文
      建造物
      法華寺鐘楼
  6. 4

    法華寺 本堂・庭園

    法華寺 本堂・庭園 法華寺 本堂・庭園

    本尊は春と秋に期日を限って開扉されます。国宝の十一面観音立像で、光明皇后の姿を写したと伝わります。維摩居士坐像も国宝で、こちらは通年公開。重要文化財の本堂と、名勝の庭園もあわせて見ていきましょう。

    • 国宝
      彫刻
      木造十一面観音立像(本堂安置)
    • 国宝
      彫刻
      木造維摩居士坐像
    • 重文
      建造物
      法華寺本堂
    • 重文
      彫刻
      木造仏頭
    • 重文
      彫刻
      木造天部形頭部(伝梵天帝釈天)/左腕部
  7. 5

    宇奈多理座高御魂神社

    法華寺の鎮守社だったものです。重要文化財の本殿で、三間社流造の落ち着いた社殿。平城宮跡の東の一角にあり、法華寺から東院庭園へ向かう途中にあります。木立に囲まれた静かな社です。参道からは少し入りますので、意識して足を向けましょう。

    • 重文
      建造物
      宇奈多理座高御魂神社本殿
  8. 6

    平城宮東院庭園

    平城宮東院庭園

    平城宮の南東にあった庭園の遺跡で、当時の姿に復元されています。特別名勝に指定されており、洲浜を配した曲池に隅楼が張り出す構成です。奈良時代の庭のあり方を、実際に歩きながら確かめられます。

    • その他
      特別名勝
      平城宮東院庭園
  9. 7

    平城京左京三条二坊宮跡庭園

    平城宮の離宮または皇族等の邸宅だった可能性のある庭園遺跡で、復元されています。特別名勝に指定されています。曲がりくねった流れに石を敷き詰めた造りで、奈良時代の庭園の姿を伝えています。

    • その他
      特別名勝
      平城京左京三条二坊宮跡庭園
  10. B

    バス停 宮跡庭園

  11. S

    近鉄 近鉄奈良駅

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