唐招提寺・薬師寺

とうしょうだいじ・やくしじ

奈良県 奈良市

唐招提寺・薬師寺

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。唐から渡った僧・鑑真が晩年を過ごした律宗総本山、唐招提寺。そして天武天皇の発願により建てられた法相宗大本山、薬師寺。西ノ京に並ぶ二つの大寺を訪ねるコースです。いずれも世界遺産に登録されています。唐招提寺の金堂は奈良時代の建築で、正面に八本の円柱が並ぶ吹き放しの列柱が印象的。堂内には盧舎那仏坐像、薬師如来立像、千手観音立像と、いずれも国宝の巨像が並びます。開山堂の鑑真和上坐像は日本最古の肖像彫刻で、目を閉じた面差しが忘れがたいもの。薬師寺では東塔が国宝。三重塔でありながら各層に裳階がつくため六重に見える独特の姿で、「凍れる音楽」と称されてきました。解体修理を終え、創建当初の姿がよみがえっています。金堂の薬師三尊像、東院堂の聖観音立像も国宝です。近鉄西ノ京駅から薬師寺はすぐ、唐招提寺までは徒歩10分ほど。両寺をあわせて半日ほどみておきましょう。特別公開の時期が寺ごとに異なりますので、訪ねる前に確認しておくと確実です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

西ノ京駅から薬師寺へは北から入ることになります。まず大講堂へ。薬師三尊(弥勒三尊)[重文]のほか、仏足石[国宝]、仏足跡歌碑[国宝]があります。続いて金堂の薬師三尊[国宝]へ。台座の異国風の意匠も見ておきましょう。東塔[国宝]では裳階のつく独特の輪郭を、少し離れた位置から眺めます。西塔と並べて見比べるのもおすすめ。休岡若宮社[重文]、南門[重文]、休岡八幡神社[重文]を経て東院堂[国宝]へ。聖観音[国宝]、四天王[重文]を安置します。北へ抜けて唐招提寺へ。南から入ると正面が金堂[国宝]。盧舎那仏[国宝]、薬師如来[国宝]、千手観音[国宝]、梵天・帝釈天[国宝]、四天王[国宝]が並びます。奥の講堂[国宝]、東に鼓楼[国宝]、経蔵[国宝]、宝蔵[国宝]。御影堂[重文]の鑑真和上坐像[国宝]は開扉日のみです。所要は半日ほど。二寺の間は歩いて10分ほどの一本道です。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    近鉄 西ノ京駅

  2. 1

    薬師寺 大講堂

    薬師寺 大講堂

    伽藍最大の建造物です。堂内には重要文化財の薬師三尊(弥勒三尊)を安置します。また国宝の仏足石と仏足跡歌碑があり、いずれも奈良時代のもの。仏足石は日本最古のものです。北から入ると最初に訪ねる堂となります。

    • 国宝
      考古資料
      仏足石
    • 国宝
      考古資料
      仏足跡歌碑
    • 重文
      彫刻
      銅造薬師如来両脇士像(講堂安置)
  3. 2

    薬師寺 金堂・東塔

    薬師寺 金堂・東塔 薬師寺 金堂・東塔

    創建当初から唯一現存する建物が国宝の東塔です。「凍れる音楽」とも評されたものです。各層に裳階がつくため六重に見えます。同じく国宝の金堂には薬師三尊像を安置。台座の異国風の意匠も見ておきましょう。

    • 国宝
      建造物
      薬師寺東塔
    • 国宝
      彫刻
      銅造薬師如来及両脇侍像(金堂安置)
  4. 3

    休岡若宮社

    境内の南西角にある小さな社です。重要文化財の社殿で、休岡八幡神社の摂社にあたります。桃山期の建築で、一間社春日造の端正な姿。南門を出たあたりにありますので、あわせて見ていきましょう。

    • 重文
      建造物
      薬師寺休岡若宮社社殿
  5. 4

    薬師寺 南門

    薬師寺 南門

    本来は南が正門になります。重要文化財の門で、四脚門の落ち着いた構え。ここから入れば、金堂と東西の塔を正面に望むことができます。北から入った場合は、いったんここまで出て振り返ってみましょう。

    • 重文
      建造物
      薬師寺南門
  6. 5

    休岡八幡神社

    休岡八幡神社

    薬師寺の鎮守社で、安土桃山時代の1596年(慶長元年)の社殿が残ります。重要文化財に指定されており、三棟が並ぶ構成です。かつて安置されていた僧形八幡神像は国宝で、現在は奈良国立博物館に寄託されています。

    • 重文
      建造物
      薬師寺休岡八幡神社社殿本殿
    • 重文
      建造物
      薬師寺休岡八幡神社社殿東西脇殿(東)
    • 重文
      建造物
      薬師寺休岡八幡神社社殿東西脇殿(西)
  7. 6

    薬師寺 東院堂

    薬師寺 東院堂

    鎌倉時代の1285年(弘安8年)の建築で、吉備内親王が元明天皇の冥福を祈り建立されたものです。国宝の堂で、堂内には国宝の聖観音立像と重要文化財の四天王立像を安置します。聖観音は白鳳期の金銅仏の傑作です。

    • 国宝
      建造物
      薬師寺東院堂
    • 国宝
      彫刻
      銅造観音菩薩立像(東院堂安置)
    • 重文
      彫刻
      木造四天王立像隆賢作
  8. 7

    薬師寺 鐘楼

    薬師寺 鐘楼

    東僧坊の横にあります。重要文化財の鐘楼で、袴腰をつけた構え。境内の東寄りにありますので、東院堂を見たあとに足を向けましょう。訪ねる人も少ない一角です。袴腰の白壁と、上層の連子窓の対比が印象的です。梵鐘は外からも見ることができます。

    • 重文
      工芸品
      銅鐘
  9. 8

    薬師寺 大宝蔵殿

    特別展などが行われている場合のみ、入館することができます。吉祥天像をはじめとする寺宝が公開されます。展示の予定を確かめてから訪ねましょう。境内の北寄り、大講堂の裏手にあります。

    • 国宝
      絵画
      麻布著色吉祥天像
    • 国宝
      絵画
      絹本著色慈恩大師像
  10. 9

    唐招提寺 金堂・講堂

    唐招提寺 金堂・講堂 唐招提寺 金堂・講堂

    国宝の金堂は奈良時代建立の寺院金堂としては現存唯一のものです。正面の吹き放しの列柱が生む陰影が見どころ。盧舎那仏、薬師如来、千手観音、梵天・帝釈天、四天王と、国宝の仏像がずらりと並びます。奥の講堂も国宝です。

    • 国宝
      建造物
      唐招提寺金堂
    • 国宝
      建造物
      唐招提寺講堂
    • 国宝
      彫刻
      乾漆盧舎那仏坐像(金堂安置)
    • 国宝
      彫刻
      木心乾漆薬師如来立像(金堂安置)
    • 国宝
      彫刻
      木心乾漆千手観音立像(金堂安置)
  11. 10

    唐招提寺 鼓楼・経蔵・宝蔵

    唐招提寺 鼓楼・経蔵・宝蔵 唐招提寺 鼓楼・経蔵・宝蔵

    経蔵、宝蔵はともに奈良時代の校倉造倉庫で国宝となります。経蔵は日本最古の校倉とされます。鼓楼も国宝で、鑑真の舎利を納めることから舎利殿とも呼ばれます。礼堂の釈迦如来は10月21~23日のみの公開です。

    • 国宝
      建造物
      唐招提寺鼓楼
    • 国宝
      建造物
      唐招提寺経蔵
    • 国宝
      建造物
      唐招提寺宝蔵
    • 国宝
      工芸品
      舎利容器
    • 重文
      建造物
      唐招提寺礼堂
  12. 11

    唐招提寺 新宝蔵

    唐招提寺 新宝蔵

    鉄筋コンクリートの収蔵庫で、春と秋に公開されています。旧講堂の弥勒仏頭や、木彫の仏像群が並びます。手や足の一部だけが残る像も展示されており、天平彫刻の質を確かめられます。金堂の東奥にあります。

    • 国宝
      彫刻
      木造薬師如来立像/伝衆宝王菩薩立像/伝獅子吼菩薩立像/伝大自在王菩薩立像
    • 重文
      彫刻
      木造大日如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
    • 重文
      彫刻
      木造如来形立像(頭を欠く)
    • 重文
      工芸品
      木造唐招提寺勅額
  13. 12

    唐招提寺 御影堂

    唐招提寺 御影堂

    国宝の御影堂の鑑真和上は6月5~7日の公開、地蔵堂は8月23~24日の公開、中興堂は通常非公開となっています。御影堂の工事中の開扉は新宝蔵で行われます。鑑真和上坐像は日本最古の肖像彫刻です。

    • 国宝
      彫刻
      乾漆鑑真和上坐像(開山堂安置)
    • 重文
      建造物
      旧一乗院宸殿
    • 重文
      建造物
      旧一乗院殿上及び玄関
    • 重文
      彫刻
      木造地蔵菩薩立像(伝空海作)
    • 重文
      彫刻
      木造大悲菩薩坐像
  14. S

    近鉄 西ノ京駅

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