朝光寺

ちょうこうじ

兵庫県 加東市

朝光寺

兵庫県の国宝・文化財を巡るモデルコース。加東市の山あいにある仏教寺院、朝光寺。651年(白雉2年)、インドから紫の雲に乗って渡来したと伝わる法道仙人によって開かれたとされます。鹿野川の流れる静かな山中にたたずむ古刹で、境内のすぐそばには「つくばねの滝」もあります。国宝は本堂。1413年頃の再建とされ、和様を基調に禅宗様の細部を加えた折衷様の代表作です。桁行五間、梁間六間という奥行きの深い平面をもち、正面に広い外陣、奥に内陣を配する密教本堂の構成。組物や桟唐戸、花頭窓といった禅宗様の要素が、和様の落ち着いた骨格のなかに巧みに収められています。本尊は2体の十一面千手観世音菩薩で、いずれも秘仏です。決してアクセスのよい場所ではありませんが、そのぶん静けさは格別。東条湖方面とあわせて訪ねる人が多いところです。夏には滝のそばで涼をとることもできます。国宝の建物ひとつを目当てに訪ねる小さなコースですが、山中の静けさのなかで折衷様の名作と向き合える時間は、他に代えがたいものです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

山門をくぐると正面が本堂[国宝]です。まずは正面から全体を眺めましょう。深い軒と、桟唐戸や花頭窓といった禅宗様の細部が、和様の落ち着いた骨格のなかに収まっている様子が見て取れます。周囲を一周して、側面の長さと屋根の勾配も確かめたいところ。堂内には千手観音[重文]がありますが秘仏です。本堂の右手奥には鐘楼[重文]があります。袴腰付の鐘楼で、こちらも室町期の建築。境内は木々に囲まれ、訪ねる人もほとんどいませんので、静かに建物と向き合えます。すぐそばを流れる鹿野川には「つくばねの滝」があり、遊歩道から眺めることができます。所要は1時間ほど。社町駅または相野駅からタクシーでのアクセスとなります。訪ねる人がほとんどいませんので、堂の前に立って好きなだけ眺めていられます。周囲の木立と屋根の取り合わせも美しく、季節ごとに違う表情を見せてくれます。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 社町駅

  2. 1

    朝光寺

    朝光寺 朝光寺

    国宝の本堂は方七間の堂々とした建物で、中世密教仏堂の典型です。桟唐戸や花頭窓といった禅宗様の細部が、和様の骨格のなかに収まっています。重要文化財の鐘楼は寄棟造りに袴腰という形態が珍しいものです。

    • 国宝
      建造物
      朝光寺本堂
    • 重文
      建造物
      朝光寺鐘楼
    • 重文
      彫刻
      木造千手観音立像(本堂安置)
  3. S

    JR 社町駅

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