海住山寺

かいじゅうせんじ

京都府 木津川市

京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。木津川市加茂にある真言宗智山派の寺院、海住山寺。735年(天平7年)、聖武天皇の勅願により良弁が開いたと伝わります。一度は焼失しましたが、鎌倉時代の1208年(承元2年)、笠置寺にいた貞慶(解脱上人)が移り住んで中興しました。国宝は五重塔。1214年の建立で、貞慶の一周忌に合わせて建てられたものです。高さ約17.7mと小ぶりで、屋外にある木造五重塔のうち、国宝・重要文化財に指定されているものとしては室生寺の塔に次いで2番目に小さいもの。初層に裳階がつくのが大きな特徴で、これは他の五重塔には見られない形式です。塔内には厨子や仏画が残りますが、内部拝観ができるのは秋の特別公開の期間のみ。恭仁京跡を見下ろす山腹に立ち、周囲を木々に囲まれた境内は静かで、訪ねる人もそれほど多くありません。恭仁京跡や浄瑠璃寺、岩船寺など、周辺には南山城の古寺と史跡が点在していますので、あわせて巡れば一日のコースが組めます。境内からの眺めも気持ちのよいものです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

山門を入って、まずは正面の本堂へ向かいましょう。堂内には本尊の十一面観音立像[重文]が安置されています。次に本堂に向かって左手の五重塔[国宝]へ。まずは正面から全体を眺め、初層に付く裳階を確かめてみてください。他の五重塔にはない形式ですので、この塔を特徴づける部分です。周囲を一周して、各層の屋根の逓減や組物も見ていきましょう。小ぶりながら均整のとれた姿で、木々を背景にした立ち姿が美しいところ。内部の拝観は秋の特別公開の期間のみとなります。その後は本堂に向かって右手の文殊堂[重文]へ。鎌倉期の小さな堂です。境内からは恭仁京跡の広がる加茂の里を見下ろすことができます。加茂駅からはバスかタクシー、または徒歩50分ほどの上りとなります。所要は1時間ほど。境内は静かで、塔とゆっくり向き合うことができます。秋の特別公開の時期には、五重塔の内部と寺宝もあわせて公開されます。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 加茂駅

  2. 1

    海住山寺

    国宝の五重塔は初層の屋根の下に裳階があるのが特徴で、このため6層あるようにも見えます。本堂には本尊の十一面観音立像を安置しています。五重塔より古く、平安時代の作です。境内からは加茂の里を見下ろせます。

    • 国宝
      建造物
      海住山寺五重塔
    • 重文
      建造物
      海住山寺文殊堂
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
    • 重文
      彫刻
      木造四天王立像
  3. S

    JR 加茂駅

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