願徳寺・勝持寺
がんとくじ
京都府 京都市西京区
京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。京都市西京区、大原野にある天台宗の寺院、宝菩提院願徳寺。679年(天武天皇8年)の創建と伝わります。近年まで荒廃していたため、本尊をはじめとする諸仏は隣接する勝持寺に預けられていましたが、1973年に現在地へ移り、本尊も戻って再興されました。国宝は本尊の如意輪観音菩薩半跏像。平安時代初期の作で、片膝を立てて坐し、右手を頬に添える半跏思惟の姿。彫りの深い眼差しと、豊かに波打つ天衣の表現は、唐の様式を強く感じさせます。日本の如意輪観音像のなかでも屈指の名品でありながら、訪ねる人は多くありません。「京都で一番小さな拝観寺院」「地図に載らないお寺」とも呼ばれる小さな寺で、本堂で間近に対面できるのが大きな魅力です。花の寺として知られる勝持寺とあわせて訪ねましょう。拝観の可否は事前に確認しておくのが確実です。阪急東向日駅またはJR向日町駅からバス、そこから徒歩20分ほど。大原野は竹林と丘陵の広がるのどかな土地で、歩くだけでも心地よいところです。
国宝・文化財を巡るモデルコース
まず願徳寺の本堂へ。小さな堂ですが、なかに入ると如意輪観音菩薩半跏像[国宝]と薬師如来立像[重文]が間近に迫ります。頬に添えた右手の指先、伏し目がちの眼差し、天衣の流れと、細部までじっくり見ていきましょう。これほどの名品をこの距離で拝観できる場所は多くありません。ご住職から解説をうかがえることもあります。拝観の可否や時間は事前に確認しておきましょう。その後は隣接する勝持寺へ。「花の寺」の名で知られ、西行が出家した寺とも伝わります。本尊の薬師如来坐像[重文]と胎内仏の薬師如来坐像[重文]、金剛力士立像[重文]が見られます。春には境内一面に桜が咲きます。周辺には大原野神社や正法寺もありますので、あわせて歩けます。所要は2時間ほど。バス停から寺までは坂道を上ります。周辺には竹林が広がり、春の筍の季節には旬の料理を出す店も開きます。いずれの寺も静かで、拝観する人は多くありません。ゆっくり過ごせるコースです。
-
S
JR 向日町駅
タクシー15分 -
1
願徳寺
本堂と庫裏だけの小さな境内です。堂内には国宝の如意輪観音菩薩半跏像と、重要文化財の薬師如来立像が間近に迫ります。頬に添えた右手の指先、伏し目がちの眼差しと、細部までじっくり見ていきましょう。拝観は事前に確認を。
-
国宝彫刻木造菩薩半跏像(伝如意輪観音/本堂安置)
-
重文彫刻木造薬師如来立像
徒歩3分 -
-
2
勝持寺
大原野神社の別当寺で、西行桜で知られる花の寺です。重要文化財の薬師如来坐像と胎内仏の薬師如来坐像、金剛力士立像が見られます。春には境内一面に桜が咲き、多くの人が訪れます。願徳寺の隣にあり、あわせて拝観できます。
-
重文彫刻木造薬師如来坐像
-
重文彫刻木造薬師如来坐像
-
重文彫刻木造金剛力士立像
-
重文書跡・典籍大原野千句連歌懐紙元亀二年二月細川藤孝筆(金銀泥下絵科紙)
タクシー15分 -
-
S
JR 向日町駅
-
S
JR 宇治駅
徒歩10分
願徳寺・勝持寺周辺のおすすめ旅館・ホテル
施設データ
願徳寺
| かな | がんとくじ |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市西京区大原野南春日町1223-2 |
| 電話 | 075-331-3823 |
| 営業 | 9時30分~16時。2月休業 |
| 料金 | 500円 |
| 交通 | JR京都線 向日町駅からタクシーで15分 |
| 参照 | 公式 |
勝持寺
| かな | しょうじじ |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市西京区大原野南春日町1194 |
| 電話 | 075-331-0601 |
| 営業 | 9時30分~16時30分。2月休業 |
| 料金 | 500円 |
| 交通 | JR京都線 向日町駅から阪急バス洛西バスターミナル行きで25分、バス停南春日町下車、徒歩20分。バスは1時間に1本程度。阪急バス時刻表 |
| 参照 | るるぶ/公式 |


