神護寺
じんごじ
京都府 京都市右京区
京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。京都市右京区、高雄の山中にある高野山真言宗遺迹本山の寺院、神護寺。和気清麻呂が建てた神願寺と高雄山寺を、平安時代の824年(天長元年)に合併して成立したもので、最澄が法華経の講義を行い、空海が14年にわたって住した、日本仏教史上きわめて重要な寺院です。堂宇は比較的新しいものが多いのですが、伝わる文化財は別格。国宝の薬師如来立像は平安時代初期の一木造で、厳しい表情と重厚な体躯をもつ、この時代を代表する仏像です。両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)、五大虚空蔵菩薩坐像、そして「伝源頼朝像」として知られる神護寺三像も国宝。梵鐘も国宝ですが、こちらは非公開です。高雄、槙尾、栂尾の「三尾」の一角として紅葉の名所であり、錦雲渓に向かって素焼きの皿を投げる「かわらけ投げ」も名物となっています。京都駅または四条大宮からバスで50分ほど。バス停から境内までは、清滝川へ下って再び上るという、かなりの高低差のある道のりとなります。歩きやすい靴で訪ねましょう。
国宝・文化財を巡るモデルコース
参道の石段を上り、楼門をくぐって境内に入ります。清滝川から続く石段はかなりの上りですので、息を整えながら進みましょう。右手の鐘楼には楼上に梵鐘[国宝]が掛かっていますが、公開されておらず見ることはできません。参道を進むと正面が五大堂。その左手の毘沙門堂には、厨子に毘沙門天立像[重文]が安置されています。奥には大師堂[重文]があり、弘法大師像[重文]を祀ります。五大堂北側の石段を上った先が金堂です。本尊の薬師如来立像[国宝]と、脇侍の日光・月光菩薩立像[重文]が見られます。薄暗い堂内で対面する時間は格別です。さらに奥の多宝塔では、公開日限定で五大虚空蔵菩薩坐像[国宝]が拝観できます。境内西の地蔵院からは、錦雲渓に向かってかわらけ投げが楽しめます。所要は1時間半ほど。石段の上り下りがきついので、時間に余裕をもって。神護寺三像[国宝]や両界曼荼羅図[国宝]は虫払い行事などの機会に公開されます。
-
S
JR 二条駅
バス33分 -
B
バス停 山城高雄
徒歩15分 -
1
神護寺 鐘楼
「三絶の鐘」と呼ばれる国宝の梵鐘がありますが、非公開です。銘の文章・書・鋳造がいずれも名高いことからその名があります。楼上に掛かっており、外から見ることはできません。参道を進んだ右手にあります。
-
国宝工芸品梵鐘
徒歩3分 -
-
2
神護寺 毘沙門堂・大師堂
毘沙門堂は元は金堂だったもので、重要文化財です。現在内部拝観不可です。厨子には毘沙門天立像が安置されています。同じく重要文化財の大師堂の弘法大師像は通常は非公開ですが、毎年11月に開帳があります。
-
重文建造物神護寺大師堂
-
重文彫刻板彫弘法大師像(大師堂安置)
-
重文彫刻木造毘沙門天立像
徒歩2分 -
-
3
神護寺 金堂
本尊の国宝の薬師如来立像、両脇の日光・月光のほか、十二神将、四天王が並んでいます。薬師如来は平安初期の一木造で、厳しい表情と重厚な体つきが印象的。薄暗い堂内で対面する時間は格別です。石段を上りきった先にあります。
-
国宝彫刻木造薬師如来立像(本堂安置)
-
重文彫刻木造日光菩薩・月光菩薩立像
徒歩1分 -
-
4
神護寺 多宝塔
国宝の五大虚空蔵菩薩坐像を安置しています。毎年春と秋に特別公開日がありますので、この機会に訪ねましょう。五体が円形に並ぶ配置は密教の世界観を表したもので、平安前期の作。境内の奥、さらに石段を上ったところにあります。
-
国宝彫刻木造五大虚空蔵菩薩坐像(多宝塔安置)
徒歩2分 -
-
5
神護寺
神護寺三像や両界曼荼羅図、灌頂暦名といった国宝を伝えています。いずれも日本絵画史・書道史を代表する名品ですが、通常は公開されておらず、虫払い行事などの機会に限られます。公開の予定を確かめてから訪ねましょう。
-
国宝絵画紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)
-
国宝古文書文覚四十五箇条起請文藤原忠親筆
-
重文絵画絹本著色足利義持像(寺伝足利義満像)
-
重文絵画絹本著色真言八祖像
-
重文絵画絹本著色真済僧正像
徒歩15分 -
-
B
バス停 山城高雄
バス33分 -
S
JR 二条駅
神護寺周辺のおすすめ旅館・ホテル
施設データ
神護寺
| かな | じんごじ |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5 |
| 電話 | 075-861-1769 |
| 営業 | 9~16時。無休 |
| 料金 | 1,000円 |
| 交通 | JR嵯峨野線 二条駅からJRバス栂ノ尾・周山行きで33分、バス停山城高雄下車、徒歩20分。バスは30分に1本程度。京都市バス時刻表 |
| 参照 | るるぶ/公式 |






