仁和寺・陽明文庫
にんなじ・ようめいぶんこ
京都府 京都市右京区
京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。京都市右京区、御室にある真言宗御室派の総本山、仁和寺。光孝天皇の勅願により着工し、宇多天皇が888年(仁和4年)に完成させ、その年号を寺名としました。出家後の宇多天皇が住したことから「御室御所」と称され、以後、皇族が代々門跡を務める格式の高い寺院となりました。世界遺産に登録されています。国宝は金堂。慶長期の京都御所紫宸殿を移築したもので、現存する最古の紫宸殿遺構にあたります。宮殿建築が仏堂へ転用された姿を見られる貴重な例です。霊宝館には創建時の本尊である阿弥陀三尊像、霊明殿には薬師如来坐像と、彫刻の国宝も。御室桜は遅咲きの低木の桜で名勝に指定され、春には多くの人が訪れます。御殿の庭園、二つの茶室も見どころ。西にある陽明文庫は近衛家伝来の典籍を守る施設で、国宝を所蔵しますが一般公開はされていません。御室仁和寺駅から徒歩すぐ。境内は広く、御殿と霊宝館を含めて2時間ほどみておきましょう。御室桜の時期は特別入山料が必要となり、大変な人出になります。
国宝・文化財を巡るモデルコース
二王門[重文]から境内へ入ります。すぐに霊宝館があり、創建時の本尊である阿弥陀三尊像[国宝]、文殊菩薩坐像[重文]などの仏像、御室相承記[国宝]などの書物が見られます。公開は春と秋です。参道を北へ進み中門[重文]をくぐります。東に五重塔[重文]、裏手の九所明神[重文]を回って経蔵[重文]へ。その西が本堂にあたる金堂[国宝]です。紫宸殿を移した建物ですので、蔀戸や妻の造りに宮殿の名残を探してみましょう。さらに西に鐘楼[重文]、御影堂[重文]。観音堂[重文]を経て南に御室桜[名勝]。中門から戻り、本坊表門[重文]を入ると御殿です。霊明殿の薬師如来坐像[国宝]、庭園[名勝]、遼廓亭[重文]、飛濤亭[重文]を見ていきます。西の陽明文庫は非公開。福王子神社[重文]にも寄れます。所要は2時間ほど。御殿は靴を脱いで上がり、廊下を伝って各室を回ります。境内の裏山には御室八十八ヶ所霊場の巡拝路もあり、1時間半ほどで一周できます。
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S
JR 円町駅
バス10分 -
B
バス停 御室仁和寺
徒歩1分 -
1
仁和寺 二王門
京都三大門のひとつに数えられる重厚な門で、重要文化財に指定されています。二階建ての五間三戸で、両脇に金剛力士像を安置。和様を基調とした落ち着いた意匠で、知恩院や南禅寺の三門とは趣が異なります。
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重文建造物仁和寺二王門
徒歩1分 -
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2
仁和寺 霊宝館
創建時の本尊である国宝の阿弥陀三尊像、文殊菩薩坐像などの仏像や、国宝の御室相承記といった書物が見られます。展示物を入れ替えながら、4~5月と10~11月の期間限定で開館しています。二王門を入ってすぐ右手です。
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国宝彫刻木造阿弥陀如来及両脇侍像(金堂安置)
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国宝書跡・典籍新修本草巻第四、第五、第十二、第十七、第十九
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国宝書跡・典籍黄帝内経明堂巻第一
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国宝書跡・典籍黄帝内経太素
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国宝書跡・典籍医心方第一、第五、第七、第九、第十残巻
徒歩2分 -
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3
仁和寺 中門
広目天、持国天を配する重要文化財の門です。参道を北へ進んだところに立ち、ここをくぐると伽藍の中心部へ入ります。門の西側には御室桜の林が広がりますので、桜の季節にはあわせて楽しめます。
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重文建造物仁和寺中門
徒歩2分 -
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4
仁和寺 五重塔
寛永期を代表する重要文化財の塔で、上層から下層にかけて各層の幅にあまり差がないのが特徴です。この時期の塔に共通する形で、安定感のある姿を見せています。中門をくぐった東側に立っています。
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重文建造物仁和寺五重塔
徒歩1分 -
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5
九所明神
仁和寺の守護社で、重要文化財に指定されています。石清水八幡宮など九つの社の神を祀ることからその名があります。三棟が並ぶ社殿が木立のなかに立ち、静かな一角をなしています。五重塔の裏手にあります。
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重文建造物仁和寺九所明神本殿(中殿)
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重文建造物仁和寺九所明神本殿(左殿)
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重文建造物仁和寺九所明神本殿(右殿)
徒歩1分 -
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6
仁和寺 経蔵
重要文化財の経蔵です。内部には輪蔵があり、一切経が収められています。禅宗様を取り入れた建物で、細部の意匠も見どころ。九所明神を回ってきたところにありますので、そのまま金堂へ向かいましょう。
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重文建造物仁和寺経蔵
徒歩1分 -
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7
仁和寺 金堂
本尊である阿弥陀三尊を安置しています。内裏紫宸殿を移築したもので、現存する最古の紫宸殿になります。国宝で、蔀戸や妻の造りに宮殿の名残を探してみましょう。屋根は移築の際に瓦葺に改められています。
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国宝建造物仁和寺金堂
徒歩1分 -
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8
仁和寺 鐘楼
重要文化財の鐘楼です。梵鐘は外から見えない造りになっており、袴腰に朱塗りの壁を巡らせた独特の姿をしています。金堂の西にあり、その先の御影堂へ向かう途中に立っています。通常は非公開ですので、外観を見ていきましょう。
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重文建造物仁和寺鐘楼
徒歩2分 -
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9
仁和寺 御影堂
弘法大師像を安置している重要文化財の堂です。旧清涼殿の材を用いて建てられたもので、御所の建築の名残をとどめています。檜皮葺の落ち着いた姿。境内の西寄り、静かな一角にあります。内部は通常非公開ですので、外から眺めましょう。
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重文建造物仁和寺御影堂
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重文建造物仁和寺御影堂中門
徒歩2分 -
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10
仁和寺 観音堂
重要文化財の堂で、内部は通常非公開です。堂内には千手観音立像と二十八部衆立像が安置され、壁面には密教の世界を描いた壁画が残ります。長期の修理を終えており、特別公開の機会があれば逃さず訪ねたいところです。
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重文建造物仁和寺観音堂
徒歩1分 -
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11
御室桜
遅咲きの桜で、古くから和歌にも読まれたものです。名勝に指定されており、樹高が低く、目の高さで花を見られるのが特徴。例年4月中旬が見頃で、五重塔を背景にした眺めが知られています。中門の西側に広がります。
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その他名勝御室(サクラ)
徒歩1分 -
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12
仁和寺 御殿・茶室
明治期に焼失して再建されたため、建物としては新しいです。宸殿や霊明殿が並び、名勝の庭園を回遊できます。霊明殿には国宝の薬師如来坐像を安置。重要文化財の茶室は5名以上で事前予約をして行けば、見学することができます。
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国宝彫刻木造薬師如来坐像円勢、長円作(北院旧本尊)
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重文建造物仁和寺遼廓亭
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重文建造物仁和寺飛濤亭
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重文建造物仁和寺本坊表門
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その他名勝仁和寺御所庭園
徒歩11分 -
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13
陽明文庫
公家の名門で五摂家の筆頭であった近衛家の伝来品を保管しています。御堂関白記をはじめとする国宝を多数収蔵していますが、通常は非公開です。展覧会に出品される機会があれば、そちらを狙いましょう。仁和寺の西にあります。
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国宝書跡・典籍倭漢抄下巻(彩牋)
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国宝書跡・典籍神楽和琴秘譜
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国宝書跡・典籍歌合巻第六(十巻本)
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国宝書跡・典籍大手鑑第一帖百三十九葉/第二帖百六十八葉
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国宝書跡・典籍熊野懐紙後鳥羽天皇宸翰/藤原家隆・寂蓮筆
徒歩6分 -
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14
福王子神社
仁和寺の鎮守神とされます。重要文化財の本殿は江戸初期の造営で、三間社流造の端正な姿。仁和寺の御殿や陽明文庫から少し西へ歩いたところにあります。周山街道沿いに立っています。訪ねる人も少なく、静かに参拝できます。
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重文建造物福王子神社本殿
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重文建造物福王子神社拝殿
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重文建造物福王子神社鳥居
徒歩1分 -
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B
バス停 福王子
バス14分 -
S
JR 円町駅
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施設データ
仁和寺
| かな | にんなじ |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市右京区御室大内33 |
| 電話 | 075-461-1155 |
| 営業 | 9~17時(冬季は~16時30分)。無休(霊宝館は春と秋のみ開館) |
| 料金 | 御所庭園800円、霊宝館500円 |
| 交通 | JR嵯峨野線 円町駅から京都市バス26系統で10分、バス停御室仁和寺下車、徒歩すぐ。バスは15分に1本程度。京都市バス時刻表 |
| 参照 | るるぶ/公式 |
陽明文庫
| かな | ようめいぶんこ |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市右京区宇多野上ノ谷町1-2 |
| 電話 | 075-461-7550 |
| 営業 | 閲覧には学者・研究者の紹介が必要、20名以上の団体で要予約 |
| 交通 | JR嵯峨野線 円町駅から京都市バス26系統で14分、バス停福王子下車、徒歩6分。バスは15分に1本程度。京都市バス時刻表 |
| 参照 | 公式 |
福王子神社
| かな | ふくおうじじんじゃ |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市右京区宇多野福王子町52 |
| 電話 | 075-463-0937 |
| 営業 | 見学自由 |
| 料金 | 無料 |
| 交通 | JR嵯峨野線 円町駅から京都市バス26系統で14分、バス停福王子下車、徒歩すぐ。バスは15分に1本程度。京都市バス時刻表 |
| 参照 | 公式 |














