京都大学・知恩寺

きょうとだいがく・ちおんじ

京都府 京都市左京区

京都大学・知恩寺

京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。京都市左京区にある国立大学、京都大学。この大学が所有する国宝が2件あります。ひとつは「鈴鹿本」と呼ばれる今昔物語集9冊で、京都大学附属図書館の所蔵。鎌倉時代の写本で、今昔物語集の現存最古の写本にあたり、今日の本文はこれを底本としています。もうひとつは山科西野山古墓からの出土品で、京都大学総合博物館の所蔵。金装の大刀や鏡、鉄鏃などからなり、被葬者は坂上田村麻呂ではないかと推定されています。図書館の典籍を閲覧するのは難しいものの、総合博物館のほうは企画によって展示されますので、こちらは見られる機会があります。周辺であわせて訪ねるなら、堂宇の多くが重要文化財に指定されている知恩寺(百萬遍知恩寺)、そして節分祭で名高い吉田神社。学生街の空気とあわせて歩ける、京都では少し変わった趣のコースです。出町柳駅または今出川駅から徒歩圏。大学構内は基本的に自由に歩けますが、学事の都合により制限されることもあります。所要は3時間ほどみておきましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

まず知恩寺へ向かいます。南の総門[重文]から入り、左前方に阿弥陀堂[重文]。西門[重文]、鐘楼[重文]、鎮守堂[重文]をめぐって、東の釈迦堂[重文]、勢至堂[重文]へ。中央の御影堂[重文]は間口の広い大堂で、堂内にも上がれます。奥の御廟[重文]も見ていきましょう。毎月15日には境内で手づくり市が開かれ、賑わいます。知恩寺を出て向かい側が京都大学です。京都大学総合博物館では山科西野山古墓出土品[国宝]など、歴史資料・考古資料が公開されます。展示は企画によりますので確認を。京都大学附属図書館には今昔物語集[国宝]がありますが、閲覧は難しいものです。時計台や本部構内の建物も眺めながら歩き、吉田神社の太元宮[重文]まで足をのばしましょう。博物館の展示は企画により入れ替わりますので、国宝が出ているかどうかは事前に確認を。吉田山に登れば、京都市街を見晴らすこともできます。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    京阪 出町柳駅

  2. 1

    知恩寺 総門・阿弥陀堂

    知恩寺 総門・阿弥陀堂

    総門は広小路に知恩寺があった頃のもので、移築されています。重要文化財の門で、境内の南に立ちます。門を入った左前方にあるのが同じく重要文化財の阿弥陀堂です。毎月15日には境内で手づくり市が開かれ賑わいます。

    • 重文
      建造物
      知恩寺阿弥陀堂
    • 重文
      建造物
      知恩寺総門
  3. 2

    知恩寺 西門

    知恩寺 西門

    高麗門と称する形式の重要文化財の門です。境内の西側に立ち、京都大学の方向から入る際にはこちらを通ります。簡素な構えですが、江戸期の姿をよくとどめています。門をくぐると境内の伽藍が見渡せます。

    • 重文
      建造物
      知恩寺西門
  4. 3

    知恩寺 鐘楼・鎮守堂

    知恩寺 鐘楼・鎮守堂

    朝鮮様式の梵鐘がかかっています。鐘楼と隣の鎮守堂は、いずれも重要文化財に指定されています。鎮守堂は境内を守る神を祀る小さな堂です。西門から入って御影堂へ向かう途中に並んでいますので、あわせて見ていきましょう。

    • 重文
      建造物
      知恩寺鎮守堂
    • 重文
      建造物
      知恩寺鐘楼
  5. 4

    知恩寺 釈迦堂・勢至堂

    知恩寺 釈迦堂・勢至堂

    「賀茂の釈迦堂」として古くから知られたお堂です。重要文化財の釈迦堂と勢至堂が境内の東に並びます。勢至堂は法然上人ゆかりの堂で、いずれも江戸期の建築。落ち着いた佇まいで、境内の東側は静かな一角となっています。

    • 重文
      建造物
      知恩寺釈迦堂
    • 重文
      建造物
      知恩寺勢至堂
  6. 5

    知恩寺 御影堂

    知恩寺 御影堂

    総欅造りの大きな本堂で、重要文化財に指定されています。間口の広い堂で、堂内にも上がることができます。畳敷きの広い空間に立つと、その規模が実感できます。境内の中央を占め、知恩寺の中心となる建物です。

    • 重文
      建造物
      知恩寺御影堂
  7. 6

    知恩寺 御廟

    知恩寺 御廟

    法然上人の廟堂として建てられており、重要文化財に指定されています。境内の奥まったところにあり、訪ねる人も多くありません。静かに参拝できる一角です。御影堂の裏手から進んでいきましょう。

    • 重文
      建造物
      知恩寺御廟
  8. 7

    京都大学総合博物館

    京都大学総合博物館

    国宝の山科西野山古墓出土品を収蔵しています。坂上田村麻呂の墓とされる古墓から出土したもので、展示は企画によりますので確認してから訪ねましょう。自然史、文化史、技術史と分かれた展示スペースがあります。

    • 国宝
      考古資料
      山科西野山古墳出土品
    • 重文
      絵画
      紙本著色聖母十五玄義・聖体秘跡図
    • 重文
      古文書
      紙本墨書大御記自筆本(永保元年具注暦)一巻/古写本五巻
    • 重文
      古文書
      紙本墨書永昌記
    • 重文
      古文書
      教王護国寺文書
  9. 8

    京都大学附属図書館

    京都大学附属図書館

    国宝の今昔物語集を収蔵しています。鈴鹿本と呼ばれる現存最古の写本で、閲覧は難しいものです。展示の機会があれば逃さず訪ねたいところ。学生でなくても一般の利用も可能です。京都大学の本部構内にあります。

    • 国宝
      書跡・典籍
      今昔物語集
    • 重文
      書跡・典籍
      中庸朱熹章句
    • 重文
      書跡・典籍
      孝経述義
    • 重文
      書跡・典籍
      万葉集巻十六(尼崎本)
    • 重文
      書跡・典籍
      古今集注藤原教長撰
  10. 9

    吉田神社

    「吉田神道」の教義により始まりの神(虚無大元尊神)を中心に八百万の神々を祀る大元宮があります。重要文化財の建物で、八角形の本殿に六角形の後房を付した独特の形。全国の神を祀るとされ、ここに参れば全国の神社を巡ったことになるといいます。

    • 重文
      建造物
      吉田神社斎場所太元宮
  11. B

    バス停 京大正門前

  12. S

    地下鉄 今出川駅

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