御上神社

みかみじんじゃ

滋賀県 野洲市

滋賀県の国宝・文化財を巡るモデルコース。野洲市にあり、天之御影命を祭神とする御上神社。「近江富士」と呼ばれる三上山の山麓に鎮座し、山そのものを神体として祀る社です。三上山の山頂には奥宮があります。もとは社殿をもたない遥拝の場であったようですが、奈良時代の718年(養老2年)、藤原不比等によって社殿が造営されたと伝わります。現在の社殿は鎌倉時代のもの。国宝の本殿は「御上造」と呼ばれる独特の構造をもちます。入母屋造で正面に向拝をつけ、和様を基調としながら仏堂のような造りを見せる、神社建築としては他に類のない形式です。神仏習合の時代に、社殿がどのように仏堂の要素を取り込んだかを示す貴重な例といえます。小ぢんまりとした境内に、楼門、拝殿、本殿が一直線に整然と並ぶ配置も美しいもの。野洲駅から徒歩圏で、三上山への登山口ともなっています。野洲駅からはバスの便があります。境内は小さく、拝観は30分ほど。三上山への登山道は境内の裏手から続いていますので、体力があれば山頂の奥宮まで登ることもできます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

豪壮な楼門[重文]から境内に入ります。楼門の正面に拝殿[重文]があり、その奥が本殿[国宝]です。楼門、拝殿、本殿が一直線に並んでいますので、まずは正面からその軸線を眺めてみましょう。本殿は神社と寺院の様式が混ざったような形をしており、「御上造」と呼ばれる独特の構造です。入母屋の屋根、正面の向拝、そして仏堂を思わせる軒まわりを、順に確かめていきましょう。拝殿も本殿と構造がよく似ていますので、見比べてみると違いがよくわかります。本殿に向かって左に摂社の若宮神社[重文]、右に末社の三宮神社を配しています。こちらは一間社流造という一般的な神社形式ですので、本殿の特異さがいっそう際立ちます。背後にそびえる三上山の姿もあわせて眺めましょう。所要は30分ほど。境内は小ぢんまりとしていますが、そのぶん建物ひとつひとつに近づいて見ることができます。訪ねる人も少なく、静かに向き合えるのがこの社の魅力です。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 野洲駅

  2. B

    バス停 御上神社前

  3. 1

    御上神社

    国宝の本殿です。桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺き。神社と寺院の様式が混ざったような「御上造」と呼ばれる独特の構造をもちます。楼門、拝殿とともに一直線に並び、背後には三上山がそびえます。

    • 国宝
      建造物
      御上神社本殿
    • 重文
      建造物
      御上神社摂社若宮神社本殿
    • 重文
      建造物
      御上神社拝殿
    • 重文
      建造物
      御上神社楼門
  4. B

    バス停 御上神社前

  5. S

    JR 野洲駅

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