菅田天神社

かんだてんじんじゃ

山梨県 甲州市

山梨県の国宝・文化財を巡るモデルコース。甲州市塩山にある神社、菅田天神社。社名は菅原道真を祀ることに由来しますが、主祭神はスサノオです。平安時代の創建と伝わり、甲斐源氏の鎮守として、そして甲斐武田氏の篤い保護を受けてきました。この社に伝わる国宝が小桜韋威鎧、通称「楯無鎧」。武田氏宗家が代々受け継いできた重宝で、「楯はいらぬ」という意味の名がそのまま鎧の堅牢さを表しています。平安時代末期の作とされる大鎧で、小桜を染め出した革の威毛と、獅子や牡丹をあしらった金物が組み合わされた華やかなもの。武田勝頼の滅亡に際して土中に埋められ、のちに掘り出されたという伝承も残ります。宝物庫に保管されており常時公開はされていませんが、ごくまれに公開の機会があります。周辺には旧高野家住宅(甘草屋敷)や、恵林寺をはじめとする武田氏ゆかりの寺社が点在していますので、あわせて訪ねましょう。塩山駅から徒歩15分ほど。国宝そのものを見る機会は限られますが、武田氏の重宝が今もこの地に守られているという事実を確かめに行くコースといえます。甲州市内には武田氏ゆかりの寺社が数多く残ります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

塩山駅から西へ歩くと菅田天神社があります。小さな社ですが、境内には巨木が茂り、落ち着いた雰囲気です。小桜韋威鎧(楯無鎧)[国宝]は宝物庫に納められており、一般には公開されていません。公開の機会があれば、ぜひ伺いたいところです。県立博物館などで展示されることもあります。境内では武田氏との関わりを伝える由緒書きにも目を通しておきたいところ。参拝のあとは駅の北へ向かい、旧高野家住宅(甘草屋敷)[重文]へ。江戸時代に薬用の甘草を栽培していた民家で、突き上げ屋根をもつ養蚕農家の姿を残しています。こちらは内部も見学できます。時間があれば、武田信玄の菩提寺である恵林寺まで足をのばすのもいいでしょう。庭園[名勝]があります。所要は2時間ほど。楯無鎧の公開情報は社や市の広報で告知されますので、訪ねる前に確かめておきましょう。甘草屋敷では季節ごとの展示も行われています。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】公開を待ちましょう
  1. S

    JR 塩山駅

  2. 1

    菅田天神社

    国宝の小桜韋威鎧、通称「楯無鎧」を伝える神社です。甲斐源氏の祖である新羅三郎義光以来、武田家が受け継いだ宝物とされます。宝物庫に納められており一般には公開されていませんので、公開の機会があれば逃さず訪ねたいところです。

    • 国宝
      工芸品
      小桜韋威鎧兜、大袖付
  3. 2

    旧高野家住宅(甘草屋敷)

    甘草を栽培し江戸幕府に納めていた名主の家で、民家建築として重要文化財に指定されています。突き上げ屋根をもつ養蚕農家の姿を残し、内部の見学もできます。二月から三月には座敷にひな人形が飾られます。

    • 重文
      建造物
      旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)主屋
    • 重文
      建造物
      旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)巽蔵
    • 重文
      建造物
      旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)馬屋
    • 重文
      建造物
      旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)東門
    • 重文
      建造物
      旧高野家住宅(山梨県塩山市上於曽)文庫蔵
  4. S

    JR 塩山駅

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