大崎八幡宮

おおさきはちまんぐう

宮城県 仙台市青葉区

大崎八幡宮

宮城県の国宝・文化財を巡るモデルコース。仙台の街の西、石段の上に社殿を構える大崎八幡宮。平安時代に坂上田村麻呂が宇佐神宮を胆沢に勧請したのが起こりと伝わり、室町時代に奥州管領大崎氏が領内に移して守護神とし、大崎氏の滅亡後、伊達政宗が仙台城下の乾(北西)の護りとして現在地に遷したものです。社殿は1607年(慶長12年)の造営。政宗は当時豊臣家に仕えていた当代随一の工匠を招き、上方から連れてきた職人たちに造らせました。拝殿と本殿を石の間でつなぐ権現造で、現存する権現造としては最古のものです。黒漆を基調に、極彩色の彫刻と金具をびっしりと施した外観は、桃山建築の豪壮華麗さそのもの。日光東照宮に先立つこの様式の完成形を、仙台で見ることができます。長押や妻飾りの彫刻はどれも密度が高く、遠目の重厚さと近寄ったときの華やぎの落差が印象的です。1月14日の「どんと祭」の裸参りでも知られ、地域に根づいた社。仙台駅からはバスでアクセスできます。市街地からそれほど離れていないのも訪ねやすい点です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

一之鳥居をくぐると、参道がまっすぐ北へ伸びています。二之鳥居、三之鳥居と進み、100段近い石段を登ります。登り切った先にあるのが長床[重文]で、塀と門を兼ねた簡素な建物ですが、この素朴さがあるからこそ、その先の社殿の華やかさが際立ちます。長床を抜けると正面が社殿[国宝]。手前の拝殿と奥の本殿を石の間でつなぐ権現造で、現存最古の例です。黒漆塗りの柱や長押に、極彩色の彫刻と金具が重ねられていますので、正面だけでなく側面や妻の部分まで回り込んで見ていきましょう。屋根は柿葺で、軒の反りの深さも見どころのひとつ。境内は開けていて、社殿を遠景から眺める位置も取りやすくなっています。内部は通常非公開です。石段がきつい場合は、車なら裏手から社殿脇まで上がれますので、タクシーの利用も選択肢になります。どんと祭の日は大変な人出になりますので、静かに見たいなら日を選びましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    新幹線 仙台駅

  2. B

    バス停 大崎八幡宮前

  3. 1

    大崎八幡宮 長床

    大崎八幡宮 長床

    国宝の長床(ながとこ)です。桁行九間の細長い建物で、中央の三間を土間の通路とし、そこをくぐって社殿へ進みます。素木造のきわめて簡素な姿で、本殿・拝殿の絢爛さとは好対照をなしています。

    • 重文
      建造物
      大崎八幡宮長床
  4. 2

    大崎八幡宮 本殿・拝殿

    大崎八幡宮 本殿・拝殿

    仙台藩の総鎮守で、伊達政宗の寄進により1607年(慶長12年)に建立された国宝の社殿です。本殿・石の間・拝殿を一体とする権現造の最古の遺構として知られます。漆塗と胡粉の上に彩色を施した絢爛なもので、彫刻や飾金具の意匠もじっくり眺めましょう。

    • 国宝
      建造物
      大崎八幡宮
  5. B

    バス停 大崎八幡宮前

  6. S

    新幹線 仙台駅

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