仙台市博物館・東北大学

せんだいしはくぶつかん・とうほくだいがく

宮城県 仙台市青葉区

宮城県の国宝・文化財を巡るモデルコース。仙台城三の丸跡、広瀬川に臨む緑のなかに建つ仙台市博物館。仙台伊達家から市に寄贈された資料を核に、仙台藩と地域の歴史を伝える資料を収蔵・展示しています。国宝は慶長遣欧使節関係資料47点。江戸時代初期の1613年(慶長18年)、伊達政宗が宣教師ルイス・ソテロと支倉常長らをスペイン、ローマへ派遣した使節にまつわる資料群で、ローマで描かせた支倉常長の肖像画やローマ教皇パウロ五世像、ローマ市公民権証書などが含まれます。ユネスコ「世界の記憶」にも登録されており、17世紀初頭の日本とヨーロッパの直接の接触を物語る第一級の資料です。西洋の画法で描かれた常長の姿は、鎖国直前の日本が世界とつながっていた一瞬を切り取ったもの。原資料は保存のため入れ替えながらの展示となりますが、いずれかには出会えるはずです。博物館は仙台駅から地下鉄やバスの便があり、青葉山エリアの散策と組み合わせやすい立地です。隣接する東北大学も国宝の典籍を所蔵していますが、こちらは通常公開されていません。

国宝・文化財を巡るモデルコース

仙台市博物館へ向かいます。慶長遣欧使節関係資料[国宝]は支倉常長像、ローマ教皇パウロ五世像、ローマ市公民権証書など複数の資料からなり、保存のため入れ替えながら公開されています。異国の画家が描いた常長の姿は一度見ておきたいもの。あわせて伊達政宗の黒漆五枚胴具足[重文]など、仙台藩ゆかりの資料も展示されます。展示替えがありますので、目当てのものがあれば事前に公開状況を確かめておきましょう。博物館の周囲は仙台城三の丸跡ですので、堀や土塁の名残を見ながら歩けます。広瀬川沿いの緑が深く、街なかとは思えない静けさのなかを歩けるのもこのコースの魅力です。時間があれば坂を上って仙台城本丸跡まで足をのばすのもいいでしょう。一方、隣接する東北大学附属図書館が所蔵する類聚国史巻第廿五[国宝]、史記[国宝]は通常公開されていません。展示の機会があれば立ち寄りたいところです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    地下鉄 国際センター駅

  2. 1

    仙台市博物館

    国宝の慶長遣欧使節関係資料を収蔵しています。支倉常長がローマから持ち帰った肖像画やローマ市公民権証書などで、日本とヨーロッパの接触を伝えます。伊達政宗の甲冑など仙台藩の資料も充実しています。

    • 国宝
      歴史資料
      慶長遣欧使節関係資料
    • 重文
      工芸品
      小紋染胴服
    • 重文
      工芸品
      黒漆五枚胴具足兜・小具足付(伊達政宗所用)
    • 重文
      工芸品
      銀伊予札白糸威胴丸具足兜・小具足付
    • 重文
      工芸品
      (三沢初子所用)
  3. 2

    東北大学附属図書館

    国宝の類聚国史と史記を収蔵しています。いずれも文学博士・狩野亨吉が集めた「狩野文庫」に含まれるもので、平安時代に書写された貴重な写本です。日常は展示されていませんので、公開の機会を調べてから訪ねましょう。

    • 国宝
      書跡・典籍
      類聚国史巻第廿五
    • 国宝
      書跡・典籍
      史記孝文本紀第十
  4. S

    地下鉄 国際センター駅

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