神谷神社

かんだにじんじゃ

香川県 坂出市

香川県の国宝・文化財を巡るモデルコース。坂出市、五色台の一峰である白峰山の麓に鎮座する神谷神社。812年(弘仁3年)の創建とされ、火結命を祀ります。国宝は本殿。1219年(建保7年)の再建で、建立年代の明らかな三間社流造の社殿としては日本最古のものです。棟木に「建保七年」の墨書が残っていたことで年代が確定しました。檜皮葺の屋根がゆるやかに反り、正面に長く伸びる流造の庇の曲線が実に美しいところ。装飾を抑えた簡素な造りですが、それだけに比例の確かさが際立ちます。神社建築の基準作として、建築史のうえでも重要な一棟です。全国的にも珍しい立像の随身像も伝わり、重要文化財。本殿の裏手には影向石と呼ばれる磐座があり、周辺からは弥生式土器も出土していて、古代からこの地が祭祀の場であったことがうかがえます。JR八十場駅から徒歩30分ほど、または坂出駅からタクシーで15分ほど。国宝の社殿ひとつを目当てに訪ねる小さなコースですが、流造という日本の神社建築の基本形が、最古の姿でここにあります。所要は40分ほど。

国宝・文化財を巡るモデルコース

境内へ入ると拝殿が見えてきます。その奥に本殿[国宝]があります。まずは正面から。三間社流造の、正面へ長く伸びる庇の曲線をじっくり眺めましょう。次に側面へ回れば、屋根が前へ流れ落ちる様子がよくわかります。装飾がほとんどないぶん、木の組み方と比例そのものが意匠となっていますので、柱や垂木の並びを追ってみてください。棟木に建保七年の墨書が残っていたという事実も、思い返しながら眺めたいところです。収納庫には随身立像[重文]があります。中に入る場合は事前に連絡してから向かいましょう。本殿の裏手には影向石と呼ばれる磐座があり、この社の始まりを思わせます。境内は木々に囲まれ、訪ねる人もほとんどいません。五色台の山麓ののどかな場所ですので、周辺の景色もあわせて味わいましょう。近くには白峯寺や崇徳上皇の御陵もありますので、時間があれば足をのばすこともできます。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 坂出駅

  2. B

    バス停 高屋南

  3. 1

    神谷神社

    国宝の三間社流れ造りの本殿が見られます。正面へ長く伸びる庇の曲線をじっくり眺めましょう。装飾がほとんどないぶん、木の組み方と比例そのものが意匠となっています。棟木に建保七年の墨書が残っていた、年代の明らかな社殿です。

    • 国宝
      建造物
      神谷神社本殿
    • 重文
      彫刻
      木造随身立像
  4. B

    バス停 高屋南

  5. S

    JR 坂出駅

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