浄土寺・西國寺

じょうどじ・さいこくじ

広島県 尾道市

広島県の国宝・文化財を巡るモデルコース。尾道の寺院群のなかで最東端といった位置にあるお寺、浄土寺。飛鳥時代の616年(推古天皇24年)、聖徳太子が開いたとされます。鎌倉時代建立の本堂、多宝塔が国宝に指定されています。建物と一体となった境内地全体が国宝とされるものです。宝物館にも寺宝が多くあります。周辺の文化財をもつ寺院として、西郷寺、西國寺、常称寺をあわせて巡ります。西國寺は尾道の寺院のなかでも最大規模のお寺で、仁王門に掲げられた大きなわら草鞋がシンボルです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

国道側から線路下を通って浄土寺へ、山門[重文]から境内へ入ると、正面が本堂[国宝]です。本堂には本尊の十一面観音立像[重文]を安置しますが秘仏です。方丈[重文]、庫裏・客殿[重文]などをめぐり、庭園[名勝]へ。庭園の築山には茶室の露滴庵[重文]があります。宝物館に入ると聖徳太子立像[重文]などの寺宝を見ることができます。続いて境内西側、阿弥陀堂[重文]から多宝塔[国宝]へ。さらに西には納経塔[重文]、宝篋印塔[重文]があります。浄土寺を出て北へ行くと西郷寺。山門[重文]と本堂[重文]が見どころです。さらに西國寺へ向かいましょう。金堂[重文]内に薬師如来坐像[重文](秘仏)、持仏堂内に釈迦如来立像[重文]、さらに奥に進むと三重塔[重文]が見られます。国道まで下り、常称寺。大門[重文]、本堂[重文]、観音堂[重文]、鐘撞堂[重文]が立ちます。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 尾道駅

  2. B

    バス停 浄土寺下

  3. 1

    浄土寺 本堂・方丈

    鎌倉時代の1327年(嘉暦2年)の本堂に対し、向かって左手には、名勝庭園を囲んで方丈や庫裏など江戸時代の建物が並びます。

    • 国宝
      建造物
      浄土寺本堂
    • 重文
      建造物
      浄土寺山門
    • 重文
      建造物
      浄土寺方丈
    • 重文
      建造物
      浄土寺唐門
    • 重文
      建造物
      浄土寺庫裏及び客殿
  4. 2

    浄土寺 多宝塔・阿弥陀堂

    本堂向かって右手の境内では、鎌倉時代の1328年(嘉暦3年)建立の多宝塔をはじめ、建立時期の古い建物や宝篋印塔などがあります。

    • 国宝
      建造物
      浄土寺多宝塔
    • 重文
      建造物
      浄土寺阿弥陀堂
    • 重文
      建造物
      浄土寺納経塔
    • 重文
      建造物
      浄土寺宝篋印塔
    • 重文
      建造物
      浄土寺宝篋印塔
  5. 3

    西郷寺

    本堂と山門は室町時代の建立で、現存する時宗最古の建築物です。

    • 重文
      建造物
      西郷寺本堂
    • 重文
      建造物
      西郷寺山門
  6. 4

    西國寺 金堂

    室町時代の1386年(至徳3年)備後国守護大名山名氏により建立されたものです。内陣の本尊薬師如来は秘仏です。

    • 重文
      建造物
      西国寺金堂
    • 重文
      彫刻
      木造薬師如来坐像
  7. 5

    西國寺 持仏堂

    釈迦如来立像が安置されています。

    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来立像(伝安阿弥作)
  8. 6

    西國寺 三重塔

    室町時代の1429年(永享元年)足利義教の寄進により建立されたものです。

    • 重文
      建造物
      西国寺三重塔
  9. 7

    常称寺

    線路によって境内は南北に分かれていますが、南側に大門があり、北側に本堂、観音堂、鐘撞堂が立ちます。

    • 重文
      建造物
      常称寺本堂
    • 重文
      建造物
      常称寺観音堂
    • 重文
      建造物
      常称寺鐘撞堂
    • 重文
      建造物
      常称寺大門
    • 重文
      絵画
      紙本白描遊行上人絵巻第二、第五、第六、第八
  10. B

    バス停 西国寺下

  11. S

    JR 尾道駅

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