長弓寺

ちょうきゅうじ

奈良県 生駒市

奈良県の国宝・文化財を巡るモデルコース。生駒市にある真言律宗の寺院、長弓寺。奈良時代の創建と伝わり、聖武天皇の勅願によって行基が開いたとされます。国宝は本堂。1279年(弘安2年)の建立で、鎌倉時代の和様仏堂の代表作です。桁行五間、梁間六間の入母屋造檜皮葺。正面の三間を吹き放しの外陣とし、その奥に内陣を置く密教本堂の構成をとります。檜皮葺の屋根がゆるやかに反り、正面の蔀戸が水平の線をつくる姿は、実に端正なもの。棟木に建立の年紀が残るため、鎌倉建築の基準作としても重要です。本尊は十一面観音で、黒漆厨子とともに重要文化財。あじさいの名所としても知られます。宿坊を営む3つの塔頭が輪番で本堂を護持するという運営形態も珍しいところ。近隣の圓證寺は事前連絡が必要ですが、重要文化財の本堂などを拝観することができます。近鉄学研北生駒駅から徒歩10分ほど。境内は小さく、拝観は1時間ほどで済みます。生駒の住宅地に近い場所でありながら、鎌倉建築の端正な姿を静かに眺められるのがこのコースの魅力です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

長弓寺の本堂[国宝]を訪ねます。まずは正面から。檜皮葺の屋根の反りと、蔀戸の並ぶ水平の線が生む端正な姿をじっくり眺めましょう。正面三間が吹き放しの外陣となっていますので、実際に立ち入って、内陣との境の格子を確かめてみてください。堂内には黒漆厨子[重文]があり、そこに十一面観音[重文]が安置されています。拝観には事前の連絡が必要な場合がありますので、確認しておくと確実です。境内は木々に囲まれ、塔頭の円生院、法華院、薬師院がそれぞれ宿坊を営んでいます。6月には境内一面にあじさいが咲き、堂とあわせた景色が美しくなります。その後は圓證寺へ。事前連絡が必要ですが、本堂[重文]、五輪塔[重文]を拝観できます。周辺は落ち着いた住宅地で、静かに歩けるところです。本堂は棟木に年紀が残るため、鎌倉建築の年代を測る基準にもなっている建物です。参道の緑が深く、市街地に近いとは思えない静けさです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    近鉄 富雄駅

  2. B

    バス停 真弓橋

  3. 1

    長弓寺

    国宝の本堂は和様を基調にしつつ意匠に大仏様を採り入れた鎌倉時代の新和様の典型的な建築です。正面三間が吹き放しの外陣となっていますので、実際に立ち入って内陣との境の格子を確かめてみましょう。厨子と十一面観音は重要文化財です。

    • 国宝
      建造物
      長弓寺本堂
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
    • 重文
      工芸品
      黒漆厨子
  4. 2

    圓證寺

    重要文化財の本堂は室町時代末期の建立です。同じく重要文化財の五輪塔もあわせて拝観できます。拝観には事前連絡が必要ですので、確かめてから訪ねましょう。長弓寺から少し離れた住宅地のなかにあります。

    • 重文
      建造物
      圓證寺五輪塔
    • 重文
      建造物
      圓證寺本堂
  5. B

    バス停 出垣内

  6. S

    近鉄 富雄駅

長弓寺周辺のおすすめ旅館・ホテル

周辺の国宝コース