鶴林寺
かくりんじ
兵庫県 加古川市
兵庫県の国宝・文化財を巡るモデルコース。加古川市にある天台宗の寺院、鶴林寺。「西の法隆寺」とも称される播磨の古刹です。589年(崇峻天皇2年)、聖徳太子が高麗の僧・恵便のために建てた三間堂が始まりと伝わります。国宝は本堂と太子堂。太子堂は1112年(天永3年)の建立で、兵庫県下で最古の建築です。方三間に裳階をつけた小ぶりな堂ですが、内部の壁と柱には平安時代の仏画がびっしりと描かれていました。長い年月で肉眼では見えなくなっていたものが、赤外線撮影によって九品来迎図や涅槃図が浮かび上がり、大きな話題となりました。本堂は1397年(応永4年)の再建で、和様に禅宗様と大仏様を交えた折衷様の代表作。盗難の際に槌で叩かれ「あいたた」と声を発したという逸話から「あいたた観音」と呼ばれる聖観音立像も名高いところです。境内は公園として整備されています。太子堂の壁画が赤外線によって「発見」されたという経緯も、この寺を訪ねる楽しみを増やしてくれます。宝物館の復元図を見れば、往時の堂内がどれほど華やかだったかを想像できるはずです。
国宝・文化財を巡るモデルコース
仁王門を通って境内に入ったら、正面の本堂[国宝]へ向かいます。折衷様の大きな堂で、薬師三尊[重文]、二天王[重文]を安置しています。本堂に向かって左手には常行堂[重文]。右手には太子堂[国宝]があり、釈迦三尊[重文]を安置しています。方三間の小さな堂ですので、裳階のついた屋根の重なりを外からじっくり眺めましょう。壁画の聖徳太子像[重文]は非公開ですが、宝物館で赤外線写真による復元図を見ることができます。太子堂の裏手の鐘楼[重文]には銅鐘[重文]が掛かります。さらに奥には護摩堂[重文]、そして宝物殿。聖観音(あいたた観音)[重文]などが収蔵されています。西にある行者堂[重文]も見ていきましょう。所要は1時間半ほど。加古川駅からバスの便があります。境内は広く平坦で歩きやすく、堂宇がほどよい距離に配されていますので、建築を見比べながら回るのに向いています。太子堂と本堂では時代が三百年ほど離れていますので、その違いを確かめてみてください。
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S
JR 加古川駅
バス9分 -
B
バス停 鶴林寺
徒歩3分 -
1
鶴林寺 本堂・太子堂
国宝の本堂は折衷様の大きな堂で、薬師三尊、二天王を安置しています。同じく国宝の太子堂の名は堂内に壁画の聖徳太子像があることから付いていますが、もともとは「法華堂」と呼ばれていたお堂です。方三間の小さな堂で、裳階の重なりが美しいところ。
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国宝建造物鶴林寺本堂
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国宝建造物鶴林寺太子堂
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重文建造物鶴林寺鐘楼
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重文建造物鶴林寺常行堂
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重文彫刻木造釈迦三尊像
徒歩1分 -
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2
鶴林寺 護摩堂・宝物殿
重要文化財の護摩堂は室町時代のもの。2012年に太子堂創建900年を記念して新宝物館が開館しました。宝物殿では聖観音、通称「あいたた観音」などの重要文化財が見られます。太子堂の壁画の復元図も展示されています。
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重文建造物鶴林寺護摩堂
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重文彫刻銅造聖観音立像
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重文彫刻木造十一面観音立像
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重文彫刻木造天蓋
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重文工芸品木造鶴林寺扁額(伝鳥羽天皇宸翰)
徒歩2分 -
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3
鶴林寺 行者堂
室町時代の建築で、重要文化財に指定されています。境内の西にあり、役行者を祀る小さな堂です。訪ねる人も少ない静かな一角。本堂や太子堂を見たあとに、あわせて回っていきましょう。小さな堂ですが、室町期の姿をよくとどめています。
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重文建造物鶴林寺行者堂
徒歩2分 -
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B
バス停 鶴林寺
バス9分 -
S
JR 加古川駅
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施設データ
鶴林寺
| かな | かくりんじ |
|---|---|
| 住所 | 兵庫県加古川市加古川町北在家424 |
| 電話 | 079-454-7053 |
| 営業 | 9時~16時30分。無休 |
| 料金 | 500円(宝物館は別途500円) |
| 交通 | JR神戸線 加古川駅からかこバス別府方面行きで9分、バス停鶴林寺下車、徒歩すぐ。バスは30分に1本程度。かこバス時刻表 |
| 参照 | るるぶ/公式 |