松尾寺

まつのおでら

京都府 舞鶴市

京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。舞鶴市にある真言宗醍醐派の寺院、松尾寺。708年(慶雲5年)に開かれたと伝わる古刹で、西国三十三所第29番の札所です。福井県との県境にそびえる青葉山の中腹に位置し、山岳信仰の場として栄えました。西国札所のなかで唯一、馬頭観音を本尊とする寺でもあります。国宝は普賢延命像。平安時代後期の仏画で、鳥羽上皇の后である美福門院の持念仏と伝えられます。二十の腕をもつ普賢菩薩が、三頭の白象の上に坐す姿を描いたもので、截金と彩色を尽くした絢爛な画面は、平安仏画の頂点というべきもの。長く京都国立博物館に寄託されていましたが、宝物館の完成にあわせて寺に戻りました。宝物館は春と秋に公開され、そのときに拝観することができます。最寄りのJR松尾寺駅からはバスがなく、歩くと50分ほどの上りとなります。タクシーの利用も検討しておきましょう。宝物館の公開時期にあわせて計画を立てるのが確実です。青葉山は「若狭富士」とも呼ばれる美しい山容をもち、登山道の起点にもなっています。

国宝・文化財を巡るモデルコース

普賢延命像[国宝]、阿弥陀如来坐像[重文]などは、境内の宝物館で春と秋の期間限定で公開されます。訪ねるならこの時期を選びましょう。截金の細かな文様は近づかないと見えませんので、時間をかけて眺めたいところです。三頭の白象の描写にも注目してみてください。本堂では本尊の馬頭観音を祀ります。秘仏で、開帳は限られます。境内は青葉山の中腹にあり、木々に囲まれた静かな環境。堂の前に立つと、若狭湾へ向かって視界が開ける場所もあります。参道は木立に囲まれ、歩くだけでも心地よい道のりです。所要は1時間ほど。西国札所めぐりの一環として訪ねる人が多いところです。5月8日の仏舞は国の重要無形民俗文化財で、この日にあわせて訪ねるのもいいでしょう。境内には芭蕉の句碑もあります。参道は上りが続きますので、歩きやすい靴で訪ねてください。境内には巨杉も立ち、山岳寺院らしい空気が漂います。時間をかけて歩きたいところです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】定期公開日に
  1. S

    JR 東舞鶴駅

  2. 1

    松尾寺

    西国三十三所第29番札所です。国宝の普賢延命像は、境内の宝物館で春と秋の期間限定で公開されます。截金の細かな文様は近づかないと見えませんので、時間をかけて眺めましょう。青葉山の中腹にあり、木々に囲まれた静かな環境です。

    • 国宝
      絵画
      絹本著色普賢延命像
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
    • 重文
      絵画
      絹本著色孔雀明王像
    • 重文
      絵画
      絹本著色法華曼荼羅図
    • 重文
      絵画
      絹本著色如意輪観音像
  3. S

    JR 東舞鶴駅

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