平等院

びょうどういん

京都府 宇治市

平等院

京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。宇治にある藤原氏ゆかりの寺院、平等院。平安時代の1052年(永承7年)、藤原頼道が父道長の別荘を寺院に改めたものです。池を配した庭園に立つ国宝の鳳凰堂は極楽浄土を現すもので、必見です。鳳凰堂や壁画、長押上の浮き彫りの菩薩像、堂内の本尊である阿弥陀如来なども国宝と指定されています。2012~2014年に屋根の葺き替え、柱などの塗り直しなどの修理が行われ、鳳凰堂は鮮やかさを取り戻しています。境内のミュージアムにも国宝があります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

平等院へ。北にある正門から入ると、観音堂[重文]があります。そのまま進むと庭園[名勝]の池に浮かぶ鳳凰堂[国宝]が見えてきます。庭園入口に鳳凰堂の内部拝観受付があり、時間指定の券が買えますのでまず寄ります。混む時期には1~2時間後ということもあり、その場合は先に境内を見て歩きましょう。鳳凰堂内部では阿弥陀如来坐像[国宝]、雲中供養菩薩像[国宝]、天蓋[国宝]、鳳凰堂中堂壁扉画[国宝]が見られます。境内にある塔頭の浄土院本堂には阿弥陀如来立像[重文]があります。こちらも浄土院に属する養林庵書院[重文]は非公開で、遠くから屋根が見える程度です。境内のミュージアム鳳翔館では鳳凰[国宝]、梵鐘[国宝]、十一面観音立像[重文]などが展示されています。南門から平等院を出て、宇治川に向かって歩き、中島となっている宇治公園(塔の島)へ橋を渡ります。ここには十三重石塔[重文]が立っています。対岸へ渡ると宇治上神社の方にも向かえますが、ここでは駅へ戻るコースとします。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 宇治駅

  2. 1

    平等院 観音堂

    平等院 観音堂

    内部は非公開です。

    • 重文
      建造物
      平等院観音堂
  3. 2

    平等院 鳳凰堂

    平等院 鳳凰堂

    最古の浄土庭園となる阿字池に浮かぶ阿弥陀堂が鳳凰堂です。堂内中央の本尊阿弥陀如来は定朝の作として確実な仏像としては日本唯一現存するものです。長押の上の壁に掛けられた雲中供養菩薩像、天蓋も国宝です。

    • 国宝
      建造物
      平等院鳳凰堂中堂
    • 国宝
      建造物
      平等院鳳凰堂両翼廊(北)
    • 国宝
      建造物
      平等院鳳凰堂両翼廊(南)
    • 国宝
      建造物
      平等院鳳凰堂尾廊
    • 国宝
      彫刻
      木造雲中供養菩薩像(所在鳳凰堂)
  4. 3

    浄土院

    浄土院

    平等院の塔頭寺院です。養林庵書院は伏見城から移築されたものですが、非公開です。

    • 重文
      建造物
      浄土院養林庵書院
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像(本堂安置)
  5. 4

    平等院 鳳翔館

    平等院 鳳翔館

    国宝の鳳凰は、以前鳳凰堂の屋根に乗っていたもので、鳳凰堂の名の元になったものです。やはり国宝の梵鐘は、神護寺、三井寺(園城寺)の鐘と並び、「天下の三名鐘」に数えられています。十一面観音立像は観音堂内にあったものです。

    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
    • 国宝
      工芸品
      金銅鳳凰(鳳凰堂中堂旧棟飾)
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
  6. 5

    宇治公園 塔の島

    宇治公園 塔の島

    鎌倉時代に奈良西大寺の僧が建立したものです。

    • 重文
      建造物
      浮島十三重塔
  7. S

    JR 宇治駅

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