鞍馬寺

くらまでら

京都府 京都市左京区

鞍馬寺

京都府の国宝・文化財を巡るモデルコース。鞍馬にある鞍馬弘教総本山、鞍馬寺。奈良時代の770年(宝亀元年)、鑑真の高弟・鑑禎が毘沙門天を安置したのが起こりと伝わります。独特の信仰のあるお寺で、宇宙エネルギーである「尊天」を体感するための場です。尊天のひとり護法魔王尊は天狗のような姿をしていて、鞍馬寺の天狗信仰となっています。何度か火災により堂宇を焼失しているため、比較的新しく、文化財に指定された堂宇はありません。宝物殿にあたる霊宝殿で木造毘沙門天立像、木造吉祥天立像、木造善膩師童子立像の国宝を見ることができます。また、鞍馬寺の鎮守社、由岐神社にも重要文化財がありますので寄ってみましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

鞍馬駅から3分ほど歩くと仁王門(山門)があります。仁王門を抜けるとすぐケーブル山門駅があり、ケーブルを利用するとケーブル多宝塔駅から本殿金堂まで徒歩10分ほどとなりますが、由岐神社へは寄らないルートとなります。由岐神社へ寄る場合、仁王門から徒歩10分ほどです。拝殿[重文]が見どころです。そこから「九十九折参道」と呼ばれるきつい坂道、石段を30分ほど上ると、鞍馬寺に到着します。本殿金堂へ参拝。奥の院のほうへ続く道を少し歩くと、霊宝殿があります。館内は博物館となっていて、3階に仏像を安置しています。ここで毘沙門天三尊像[国宝]、毘沙門天立像[重文]、観音菩薩立像[重文]を見ることができます。そのまま奥の院方向へ進めば、30~40分で貴船へ抜けられますが、時間・体力がなければ鞍馬駅のほうへ戻りましょう。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    叡山電鉄 鞍馬駅

  2. 1

    由岐神社 拝殿

    由岐神社 拝殿

    中央に通路のある割拝殿という形式の拝殿があります。

    • 重文
      建造物
      由岐神社拝殿
  3. S

    鞍馬山鋼索鉄道 山門駅

  4. S

    鞍馬山鋼索鉄道 多宝塔駅

  5. 2

    鞍馬寺 霊宝館

    1階は自然博物の展示、2階は寺宝の展示、3階は仏像の展示があります。

    • 国宝
      彫刻
      木造毘沙門天及吉祥天/善膩師童子立像(本堂安置)
    • 国宝
      考古資料
      鞍馬寺経塚遺物
    • 重文
      彫刻
      木造毘沙門天立像鎮守夜叉毘沙門天/(所在不動堂)
    • 重文
      彫刻
      木造観音菩薩立像
    • 重文
      工芸品
      銅燈籠
  6. S

    鞍馬山鋼索鉄道 多宝塔駅

  7. S

    鞍馬山鋼索鉄道 山門駅

  8. S

    叡山電鉄 鞍馬駅

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