苗村神社

なむらじんじゃ

滋賀県 蒲生郡竜王町

滋賀県の国宝・文化財を巡るモデルコース。竜王町にあり、延喜式にも名の見える古社、苗村神社。周囲には古墳が多く、古くから栄えた土地であったことがうかがえます。県道を挟んで東と西に境内が分かれているのが特徴で、東本宮は産土の神である那牟羅彦神・那牟羅姫神を、西本宮は国狭槌命を祀ります。もともとは長寸(なむら)神社と呼ばれた東が先にあり、のちに西が設けられたものです。国宝は西本殿。1308年(延慶元年)の建立で、三間社流造の檜皮葺。屋根の反りが伸びやかで、細部の造作も丁寧な、鎌倉時代の神社建築の優品です。軒下の蟇股や木鼻の意匠にも目を向けたいところ。西本宮の楼門や神輿庫、東本宮の東本殿など、いくつもの建物が重要文化財となっており、境内全体が中世の社の姿をよく伝えています。33年に一度の大祭でも知られる社です。近江八幡駅または野洲駅からバスでのアクセスとなります。周囲は田園地帯で、のどかな景色が広がります。訪ねる人も少なく、中世の社殿と静かに向き合えるのが魅力。境内の杉木立も見事です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

より歴史の古い東本宮から訪ねることにしましょう。東本殿[重文]は室町時代の再建です。周囲は木立に囲まれ、静かな空気に満ちています。続いて県道を渡って西本宮へ。楼門[重文]をくぐり、神輿を収める神輿庫[重文]、拝殿を経て西本殿[国宝]へ向かいます。三間社流造の檜皮葺で、屋根の反りの伸びやかさが見どころ。蟇股や木鼻の彫りもじっくり確かめてみましょう。本殿の左右には境内社の八幡社[重文]、十禅師社[重文]があります。境内の不動堂には不動明王立像[重文]が収蔵されており、期間限定で公開されます。もう少し足をのばすなら、徒歩15分ほどの八幡神社にある宝塔[重文]も見に行ってみましょう。所要は1時間ほどみておきましょう。東西の境内を行き来する際は県道を横断しますので、車に注意してください。楼門の前に立つと、社殿がまっすぐ奥へ並ぶ構成がよくわかります。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 近江八幡駅

  2. B

    バス停 綾戸北

  3. 1

    苗村神社 東本殿

    重要文化財の東本殿です。一間社造りで屋根は檜皮葺。室町時代の再建で、周囲は木立に囲まれ、静かな空気に満ちています。西本宮より歴史が古く、こちらから先に訪ねるのがおすすめです。県道を挟んで西本宮と向かい合っています。

    • 重文
      建造物
      苗村神社東本殿
  4. 2

    苗村神社 西本殿

    国宝の西本殿です。鎌倉時代の神社建築で、国内でも古いものです。三間社流造の檜皮葺で、屋根の反りの伸びやかさが見どころ。蟇股や木鼻の彫りもじっくり確かめてみましょう。左右には重要文化財の八幡社と十禅師社が並びます。

    • 国宝
      建造物
      苗村神社西本殿
    • 重文
      建造物
      苗村神社境内社八幡社本殿
    • 重文
      建造物
      苗村神社楼門
    • 重文
      建造物
      苗村神社境内社十禅師社本殿
    • 重文
      建造物
      苗村神社神輿庫
  5. 3

    八幡神社

    苗村神社の北西、水田のなかの一角に重要文化財の石造宝塔があります。鎌倉時代の作で、均整のとれた姿をとどめています。苗村神社から歩いて15分ほど。時間があれば足をのばしてみましょう。周囲はのどかな田園風景が広がります。

    • 重文
      建造物
      八幡神社宝塔
  6. B

    バス停 綾戸北

  7. S

    JR 近江八幡駅

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