石山寺

いしやまでら

滋賀県 大津市

滋賀県の国宝・文化財を巡るモデルコース。大津市、瀬田川の右岸にある東寺真言宗の寺院、石山寺。日本でも有数の観音霊場です。聖武天皇の発願により、奈良時代の747年(天平19年)、東大寺を開いた良弁が聖徳太子の念持仏である如意輪観音をこの地に祀ったのが始まりとされます。寺名の由来となった珪灰石の巨岩が境内に露出し、その岩の上に多宝塔が立つという独特の景観をもちます。平安期には宮廷の女性たちの間で石山詣が流行し、紫式部がこの寺で『源氏物語』の着想を得たとも伝えられ、本堂に「源氏の間」が設けられています。国宝は本堂と多宝塔。本堂は滋賀県最古の木造建築で、正堂と礼堂を合の間で結ぶ懸造の構成。多宝塔は1194年の建立で、年代の明らかな多宝塔としては日本最古のものです。均整のとれた姿は多宝塔の完成形とされます。花の寺としても知られ、四季を通じて楽しめます。石山寺駅から徒歩10分ほど。境内は広く、石段の上り下りもありますので、1時間半ほどみておきましょう。梅、桜、藤、紅葉と、季節ごとに違う花が楽しめます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

東大門[重文]から境内に入り、参道を進んで本堂へ向かう石段を上ります。上がると珪灰石の巨岩越しに多宝塔を見上げる広場に出ます。左手の毘沙門堂には毘沙門天立像[重文]、その横に宝篋印塔[重文]、奥の御影堂[重文]には淳祐内供坐像[重文]が安置されています。正面、本堂に向かって左手に蓮如堂[重文]。本堂[国宝]では、本尊の如意輪観音半跏像[重文]は秘仏ですが、持国天立像・増長天立像・毘沙門天立像[重文]などが見られます。「源氏の間」も忘れずに。北へ進むと三十八所権現社[重文]、石段を上って経蔵[重文]、鐘楼[重文]の梵鐘[重文]。その上に多宝塔[国宝]が立ちます。内部の大日如来坐像[重文]、柱絵[重文]も見どころです。さらに上の豊浄殿では淳祐内供筆聖教[国宝]などが企画展で公開されます。珪灰石の岩肌そのものも天然記念物ですので、足元にも目を向けてみましょう。境内の奥には月見亭があり、瀬田川を見下ろす眺めが楽しめます。所要は1時間半ほどみておきましょう。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    京阪 石山寺駅

  2. 1

    石山寺 東大門

    瀬田川沿い、境内の東に位置する重要文化財の門です。鎌倉時代の建立で、桃山期に大修理を受けています。両脇に仁王像が立ち、参道の入口を守ります。門の前には土産物店や茶店が並んでいます。

    • 重文
      建造物
      石山寺東大門
  3. 2

    石山寺 毘沙門堂・御影堂

    毘沙門堂には毘沙門天をはじめ、吉祥天などを祀ります。御影堂には弘法大師と石山寺3代座主淳祐内供の像を安置しています。いずれも重要文化財の建物で、本堂へ上がる石段の左手に並んでいます。宝篋印塔もあわせて見られます。

    • 重文
      建造物
      石山寺宝篋印塔
    • 重文
      建造物
      石山寺御影堂
    • 重文
      彫刻
      木造毘沙門天立像
    • 重文
      彫刻
      塑造淳祐内供坐像(御影堂安置)
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    石山寺 本堂・蓮如堂

    国宝の本堂は県内最古の木造建築物です。珪灰石の巨岩の上に懸造で立ち、紫式部が源氏物語を起筆したという「源氏の間」も残ります。重要文化財の蓮如堂はもともと三十八所権現社の拝殿として建てられたもので、神事にも仏事にも使用された珍しい建物です。

    • 国宝
      建造物
      石山寺本堂
    • 重文
      建造物
      石山寺蓮如堂
    • 重文
      建造物
      石山寺三十八所権現社本殿
    • 重文
      彫刻
      木造如意輪観音半跏像
    • 重文
      彫刻
      木造毘沙門天立像
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    石山寺 多宝塔・経蔵

    多宝塔は日本最古の多宝塔で、国宝に指定されています。上下二層のバランスも美しいものです。重要文化財の経蔵は経典を収めていた高床の校倉です。鐘楼は源頼朝の寄進と伝わり、下層から撞木を引いて上層の鐘をつく、珍しい構造になっています。

    • 国宝
      建造物
      石山寺多宝塔
    • 重文
      建造物
      石山寺鐘楼
    • 重文
      建造物
      石山寺経蔵
    • 重文
      彫刻
      木造大日如来坐像(多宝塔安置)
    • 重文
      工芸品
      梵鐘
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    石山寺 豊浄殿

    境内でも高い位置にある宝物館です。国宝の淳祐内供筆聖教などが公開されます。毎年春と秋に紫式部などのテーマ展を実施しています。展示物は入れ替わりますので、内容を確かめてから訪ねましょう。

    • 国宝
      書跡・典籍
      玉篇巻第廿七後半
    • 国宝
      書跡・典籍
      延暦交替式
    • 国宝
      書跡・典籍
      春秋経伝集解巻第廿六残巻
    • 国宝
      書跡・典籍
      春秋経伝集解巻第廿九残巻
    • 国宝
      書跡・典籍
      漢書高帝紀下、列伝第四残巻
  7. S

    京阪 石山寺駅

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