石山寺
いしやまでら
滋賀県 大津市
滋賀県の国宝・文化財を巡るモデルコース。大津にある東寺真言宗の寺院、石山寺。琵琶湖から流る瀬田川の右岸にある、日本でも有数の観音霊場です。聖武天皇の発願により、奈良時代の747年(天平19年)、東大寺を開いた良弁が聖徳太子の念持仏の如意輪観音をこの地に祀ったのがはじまりとされています。宮廷の官女の間で石山詣が盛んとなる頃、紫式部が『源氏物語』の着想を得たお寺ともされ、本堂に「源氏の間」があります。本堂と多宝塔が国宝となっているほか、重要文化財の堂宇、仏像などが境内に点在しています。
国宝・文化財を巡るモデルコース
東大門[重文]から境内に入ります。参道を進み、左手、本堂のほうへ向かう階段を上ります。本堂のほうに出ると珪灰石越しに多宝塔が見上げられる広場です。左手に毘沙門堂、なかには毘沙門天立像[重文]が安置されています。その横には宝篋印塔[重文]があり、その奥は御影堂[重文]。御影堂には淳祐内供坐像[重文]が安置されています。その正面、本堂向かって左手に蓮如堂[重文]。本堂[国宝]のなかでは本尊の如意輪観音半跏像[重文]は秘仏ですが、持国天立像・増長天立像・毘沙門天立像[重文]などが見られます。本堂の北には三十八所権現社[重文]、石段を上って経蔵[重文]。経蔵に向かい合う位置にある鐘楼[重文]には梵鐘[重文]が掛かっています。その上には多宝塔[国宝]が立ちます。多宝塔には大日如来坐像[重文]が安置されているほか、多宝塔の柱に描かれた柱絵[重文]も見られます。さらに上へ歩いたところにある豊浄殿は宝物殿となっていて、淳祐内供筆聖教[国宝]など国宝、国の重要文化財を収蔵、企画展などで展示物を見ることができます。
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京阪 石山寺駅
徒歩10分 -
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石山寺 東大門
徒歩3分 -
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石山寺 毘沙門堂・御影堂
毘沙門堂には毘沙門天をはじめ、吉祥天などを祀ります。御影堂には弘法大師と石山寺3代座主淳祐内供の像を安置しています。
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重文建造物石山寺宝篋印塔
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重文建造物石山寺御影堂
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重文彫刻塑造淳祐内供坐像(御影堂安置)
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重文彫刻木造毘沙門天立像
徒歩3分 -
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石山寺 本堂・蓮如堂
本堂は県内最古の木造建築物です。蓮如堂はもともと三十八所権現社の拝殿として建てられたもので、神事にも仏事にも使用された珍しい建物です。
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国宝建造物石山寺本堂
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重文建造物石山寺蓮如堂
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重文建造物石山寺三十八所権現社本殿
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重文彫刻木造如意輪観音半跏像
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重文彫刻木造毘沙門天立像
徒歩2分 -
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石山寺 多宝塔・経蔵
多宝塔は日本最古の多宝塔で、上下二層のバランスも美しいものです。経蔵は経典を収めていた高床の校倉です。鐘楼は源頼朝の寄進と伝わります。下層から撞木を引いて上層の鐘をつく、珍しい構造になっています。
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国宝建造物石山寺多宝塔
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重文建造物石山寺経蔵
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重文建造物石山寺鐘楼
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重文彫刻木造大日如来坐像(多宝塔安置)
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重文工芸品梵鐘
徒歩2分 -
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石山寺 豊浄殿
境内でも高い位置にある宝物館。毎年春と秋に紫式部などのテーマ展を実施しています。展示物は入れ替わります。
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国宝書跡・典籍玉篇巻第廿七後半
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国宝書跡・典籍延暦交替式
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国宝書跡・典籍春秋経伝集解巻第廿六残巻
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国宝書跡・典籍春秋経伝集解巻第廿九残巻
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国宝書跡・典籍漢書高帝紀下、列伝第四残巻
徒歩2分 -
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京阪 石山寺駅
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施設データ
石山寺
かな | いしやまでら |
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住所 | 滋賀県大津市石山寺1-1-1 |
電話 | 077-537-0013 |
営業 | 8時~16時30分。無休 |
料金 | 600円 |
交通 | 京阪石山坂本線 石山寺駅から徒歩10分 |
参照 | るるぶ/公式 |