大善寺

だいぜんじ

山梨県 甲州市

山梨県の国宝・文化財を巡るモデルコース。甲州市勝沼にある真言宗智山派の寺院、大善寺。奈良時代の718年(養老2年)、この地で修行した僧・行基が、手に葡萄を持った薬師如来の夢を見て、その姿を像に刻んで安置したのが始まりと伝わります。この地でぶどうが栽培されるようになったのも行基が村人に教えたためとされ、境内でワインを醸造して参拝者に振る舞うこともあることから「ぶどう寺」として親しまれています。国宝は本堂にあたる薬師堂。1286年(弘安9年)の建立で、山梨県内でもっとも古い木造建築です。和様を基調とした落ち着いた堂で、屋根の勾配のゆるやかさが鎌倉期らしいところ。堂内には重要文化財の仏像が多数安置され、本尊の薬師三尊像は5年に一度の御開帳のときのみ拝することができる秘仏です。境内は緑に包まれ、甲州街道沿いにありながら静かな時間が流れています。宿坊もあります。境内では甲州ワインを味わえることもあり、ぶどうと寺という取り合わせがこの寺ならでは。勝沼ぶどう郷駅からは徒歩30分ほど、バスの便もあります。周辺のワイナリーとあわせて訪ねるのもおすすめです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

石段を上った先に薬師堂[国宝]があります。本堂にあたる建物ですが、薬師三尊像を安置していることから薬師堂と呼ばれます。まずは正面から全体を眺め、屋根の勾配や組物を見ていきましょう。堂内に入ると、本尊の薬師三尊像[重文]は厨子内に安置されていますが、秘仏のため5年に一度の御開帳でしか見ることができません。次の御開帳の予定は寺に確認しておきましょう。その脇の十二神将立像[重文]、日光・月光菩薩立像[重文]は常時拝観できます。十二神将は動きのある姿勢が個性豊かで、ひとつずつ見比べるのが楽しいところ。なお厨子は本堂の附として指定されていますので、こちらも国宝の一部といえます。境内からは甲府盆地を見晴らすことができます。勝沼ぶどう郷駅から徒歩30分ほど、バスの便もあります。薬師堂の周囲は木々に囲まれ、静かな空気が流れています。境内には行基が植えたと伝わるぶどうの木もありますので、探してみましょう。所要は1時間ほどです。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 勝沼ぶどう郷駅

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    大善寺

    国宝の薬師堂です。本堂にあたる建物ですが、薬師三尊像を安置していることから薬師堂と呼ばれます。和様に鎌倉時代の大仏様を加えた折衷様建築です。本尊は秘仏で五年に一度の御開帳ですが、十二神将立像などは常時拝観できます。

    • 国宝
      建造物
      大善寺本堂
    • 重文
      彫刻
      木造薬師如来及両脇侍像
    • 重文
      彫刻
      木造十二神将立像(所在本堂)
    • 重文
      彫刻
      木造日光月光菩薩立像(所在本堂)
  3. S

    JR 勝沼ぶどう郷駅

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