明通寺

みょうつうじ

福井県 小浜市

福井県の国宝・文化財を巡るモデルコース。小浜市にある真言宗御室派の寺院、明通寺。平安時代初期の806年(大同元年)、北陸を巡行していた坂上田村麻呂が創建したと伝わります。若狭の山あいにひっそりと佇む古刹で、参道の石段を上りきったところに檜皮葺の本堂が現れる、その道行きが素晴らしいところです。鎌倉時代の本堂と三重塔がともに国宝。本堂は1258年の建立で、中世密教寺院の本堂の典型的な姿を残しています。三重塔は1270年の建立で、均整のとれた優美な姿。福井県で唯一、国宝の建造物をもつ寺院です。堂内には重要文化財の仏像が複数安置されており、なかでも像高2.5mを超える降三世明王と深沙大将は、この寺ならではの迫力ある一対です。「海のある奈良」とも呼ばれる小浜は古刹の多い町ですが、そのなかでも必ず訪ねたい一寺。観光客はそれほど多くなく、静かに拝観できます。JR小浜駅からはバスかタクシーで20分ほど。若狭には神宮寺や羽賀寺など古刹が点在していますので、あわせて巡れば「海のある奈良」の名にふさわしい一日になります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

きつい石段を上って山門へ。仁王門をくぐるとさらに坂道が続き、もう一段の石段を上った高台に本堂[国宝]があります。檜皮葺の落ち着いた堂で、中世密教寺院の本堂の姿をよく伝えています。堂内の須弥壇には本尊の薬師如来坐像[重文]を中心に、深沙大将立像[重文]、降三世明王立像[重文]、不動明王立像[重文]と、重要文化財の仏像が安置されています。深沙大将と降三世明王は像高2.5mを超える大作で、堂内に入ると圧倒されるはずです。ご住職から寺の由来や仏像の解説をうかがえることもあります。本堂のさらに奥、境内の最奥に三重塔[国宝]が立っています。杉木立を背にした優美な塔で、各層の逓減の美しさをじっくり味わいましょう。所要は1時間ほどみておきましょう。三重塔の周囲は苔と杉に覆われ、季節ごとに表情が変わります。紅葉の時期はことに美しいところ。境内は静かですので、時間をかけてゆっくり過ごしましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 小浜駅

  2. 1

    明通寺

    本堂と三重塔がともに国宝という若狭の古刹です。三重塔は鎌倉建築を代表するもので、杉木立を背にした優美な姿を見せています。本堂の堂内には薬師如来坐像や、像高2.5mを超える深沙大将立像など、重要文化財の仏像が並びます。

    • 国宝
      建造物
      明通寺本堂
    • 国宝
      建造物
      明通寺三重塔
    • 重文
      彫刻
      木造薬師如来坐像(本堂安置)
    • 重文
      彫刻
      木造深沙大将立像
    • 重文
      彫刻
      木造降三世明王立像
  3. S

    JR 小浜駅

明通寺周辺のおすすめ旅館・ホテル

周辺の国宝コース