荏原畠山美術館

えばらはたけやまびじゅつかん

東京都 港区

荏原畠山美術館

東京都の国宝・文化財を巡るモデルコース。白金台にある美術館、荏原畠山美術館。荏原製作所の創立者である実業家・畠山一清が、自らの収集品を公開するために開いたものです。日本・東洋の古美術を所蔵し、畠山自身が茶人であったことから、茶道具や能楽関連の品が多く含まれます。国宝は蝶螺鈿蒔絵手箱、煙寺晩鐘図、禅機図断簡など。とくに煙寺晩鐘図は南宋の牧谿による瀟湘八景図の一幅で、霧に沈む山寺を淡墨だけで描き出した名品です。長らく改修のため休館してた畠山記念館が、荏原畠山美術館として再開しています。展示は季節ごとに入れ替えられ、茶の湯にふさわしい取り合わせで見せるのがこの館の流儀です。あわせて訪ねたいのが、旧朝香宮邸を活かした東京都庭園美術館。アール・デコ様式の本館は重要文化財で、室内装飾そのものが作品といえる建物です。庭園も含めてゆっくり歩きたいところです。白金台から目黒方面へ、緑の多い一帯を歩くコースです。瑞聖寺の大雄宝殿も重要文化財ですので、あわせて訪ねましょう。いずれも駅から近く、歩く距離は1.5kmほどに収まります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

白金台の駅前に瑞聖寺があります。まず大雄宝殿[重文]を見ていきましょう。黄檗宗の寺院で、中国風の意匠をもつ堂々とした仏殿です。境内は隈研吾設計の庫裏と水盤による現代的な空間になっており、その対比も楽しめます。続いて荏原畠山美術館へ。蝶螺鈿蒔絵手箱[国宝]、煙寺晩鐘図[国宝]、禅機図断簡[国宝]などを収蔵しています。展示替えがありますので、公開状況を事前に確認してから訪ねましょう。茶室を備えた館内は落ち着いた雰囲気で、作品との距離が近いのが魅力です。その後は北へ歩いて東京都庭園美術館へ。園内の旧朝香宮邸[重文]が見ものです。ルネ・ラリックのガラス扉や香水塔など、アール・デコの室内装飾がそのまま残されています。日本庭園と芝生広場もあわせて散策しましょう。所要は3か所あわせて3時間ほど。庭園美術館は国立科学博物館附属自然教育園に隣接していますので、時間があれば緑のなかを歩くこともできます。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    地下鉄 白金台駅

  2. 1

    瑞聖寺

    瑞聖寺

    重要文化財の大雄宝殿をもつ黄檗宗の寺院です。江戸時代には江戸における黄檗宗の中心寺院として栄えました。中国風の意匠をもつ堂々とした仏殿で、内部の構成にも特色があります。境内は隈研吾設計の現代的な空間となっており、対比が楽しめます。

    • 重文
      建造物
      瑞聖寺大雄宝殿
  3. 2

    荏原畠山美術館

    荏原畠山美術館

    国宝の蝶螺鈿蒔絵手箱、煙寺晩鐘図、禅機図断簡などを収蔵しています。荏原畠山美術館としてリニューアルを終え、再開しました。敷地内には茶室もあり、落ち着いた雰囲気のなかで作品と向き合えます。展示替えがありますので公開状況を確認しましょう。

    • 国宝
      工芸品
      蝶螺鈿蒔絵手箱
    • 国宝
      絵画
      紙本墨画煙寺晩鐘図伝牧谿筆
    • 国宝
      絵画
      紙本墨画禅機図断簡因陀羅筆(智常・李渤図)
    • 国宝
      絵画
      絹本著色林檎花図
    • 国宝
      書跡・典籍
      大慧宗杲墨蹟尺牘/四月八日
  4. 3

    東京都庭園美術館

    東京都庭園美術館

    皇族であった朝香宮鳩彦王が1947年(昭和22年)の皇籍離脱まで暮らした邸宅で、旧朝香宮邸として重要文化財に指定されています。ルネ・ラリックのガラス扉や香水塔など、アール・デコの室内装飾がそのまま残されています。庭園もあわせて散策できます。

    • 重文
      建造物
      旧朝香宮邸本館
    • 重文
      建造物
      旧朝香宮邸茶室
    • 重文
      建造物
      旧朝香宮邸倉庫
    • 重文
      建造物
      旧朝香宮邸自動車庫
    • 重文
      建造物
      旧朝香宮邸正門
  5. S

    地下鉄 白金台駅

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