大倉集古館・増上寺

おおくらしゅうこかん・ぞうじょうじ

東京都 港区

東京都の国宝・文化財を巡るモデルコース。虎ノ門、ホテルオークラ東京に隣接して建つ大倉集古館。実業家・大倉喜八郎が収集した古美術と典籍のコレクションを公開するため、1917年(大正6年)に大倉邸の敷地の一角に開かれた、日本で最初の私立美術館です。関東大震災で建物と多くの収蔵品を失いましたが、伊東忠太の設計による中国風の現在の建物が再建され、これ自体が登録有形文化財となっています。国宝3件のほか、多数の重要文化財を所蔵。普賢菩薩騎象像は平安時代の優美な彫刻で、象の上に静かに坐す姿が印象的です。ホテルオークラの建て替え工事に伴い長期休館していましたが、2019年に再開しました。徳川将軍家の菩提寺であった増上寺もほど近く、空襲を免れた霊廟の門などが重要文化財として残っています。都心を歩きながら、性格の異なる文化財をたどれるコースです。大倉集古館からアメリカ大使館前を抜けて神谷町方面へ下り、増上寺へ至るまでおよそ2km。都心の坂道を歩くコースとなります。増上寺の徳川将軍家墓所もあわせて拝観できます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

まず大倉集古館へ。普賢菩薩騎象像[国宝]、随身庭騎絵巻[国宝]、古今和歌集序[国宝]を収蔵しています。展示は企画により入れ替わりますので、内容を確かめてから訪ねましょう。伊東忠太設計の建物そのものも見どころで、屋根の反りや細部に潜む動物の意匠を探してみてください。館の前庭には石造物も置かれています。その後は神谷町方面へ歩き、芝の増上寺のほうへ向かいます。まず有章院霊廟二天門[重文]。七代将軍家継の霊廟の門で、極彩色の彫刻が残ります。続いて増上寺の三解脱門[重文]へ。江戸初期の建築で、空襲を免れた数少ない遺構です。境内の徳川将軍家墓所も見ていきましょう。少し離れて旧台徳院霊廟惣門[重文]があります。背後には東京タワーがそびえています。所要は2時間半ほど。増上寺から東京タワーへは目の前ですので、あわせて上ってみるのもいいでしょう。周辺は坂の多い土地ですので、歩きやすい靴で訪ねてください。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    地下鉄 六本木一丁目駅

  2. 1

    大倉集古館

    国宝の普賢菩薩騎象像、随身庭騎絵巻、古今和歌集序を収蔵しています。日本で最初の私立美術館として開かれたもので、伊東忠太の設計による中国風の建物そのものも見どころです。2019年にリニューアルを終えて再開しました。

    • 国宝
      彫刻
      木造普賢菩薩騎象像
    • 国宝
      絵画
      紙本淡彩随身庭騎絵巻
    • 国宝
      書跡・典籍
      古今和歌集序(彩牋三十三枚)
    • 重文
      彫刻
      石造如来立像
    • 重文
      工芸品
      長生殿蒔絵手筥
  3. 2

    有章院霊廟二天門

    江戸幕府七代将軍徳川家継の霊廟の門で、重要文化財に指定されています。霊廟の建物は戦災で失われ、この二天門だけが残されました。極彩色の彫刻が今も鮮やかです。ホテルの敷地内に立っています。

    • 重文
      建造物
      有章院(徳川家継)霊廟二天門
  4. 3

    増上寺

    戦災を免れた数少ない建物のひとつ、三解脱門が重要文化財に指定されています。江戸時代前期の建立で、朱塗りの堂々たる二重門です。三つの煩悩から解脱するという意味からその名があります。境内には徳川将軍家の墓所もあります。

    • 重文
      建造物
      増上寺三解脱門
    • 重文
      書跡・典籍
      大蔵経宋版 五千三百五十六箇 五千八百四十七巻
    • 重文
      書跡・典籍
      大蔵経元版 五千三百八十六箇 五千九百三十一巻
    • 重文
      書跡・典籍
      大蔵経高麗版 千二百五十九箇 六千五百三十一巻
    • 重文
      古文書
      花園天皇宸翰宸記目録上
  5. 4

    旧台徳院霊廟惣門

    江戸幕府二代将軍徳川秀忠の霊廟の惣門で、重要文化財に指定されています。霊廟の本体は戦災で失われましたが、この門と勅額門などが残されました。朱塗りの八脚門で、増上寺から少し離れた場所に立っています。

    • 重文
      建造物
      旧台徳院霊廟惣門
  6. S

    地下鉄 芝公園駅

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