妻沼聖天山

めぬましょうでんざん

埼玉県 熊谷市

妻沼聖天山

埼玉県の国宝・文化財を巡るモデルコース。熊谷にあり、日本三大聖天の一つとされる妻沼聖天山。高野山真言宗の仏教寺院で、正式には歓喜院といいます。平安時代の1179年(治承3年)の創建で、現在の建物は火災で焼失後の江戸時代中期に再建されたものです。建物に見える装飾は日光東照宮を思わせ、「埼玉日光」とも呼ばれました。長い年月のうち彩色も消えかけていましたが、250年ぶりの「平成の大改修」で創建当時の極彩色を取り戻しています。改修を終えた後の2012年、本堂となる聖天堂が国宝指定されました。埼玉県の建造物としては初の国宝になります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

参道にまず立っている貴惣門[重文]を鑑賞してから境内に入ります。まっすぐ正面に中門、仁王門と抜けた奥が本堂・聖天堂[国宝]になります。聖天堂の彫刻を見るためには拝観料が必要ですが、ここはもちろん惜しまずに入りましょう。鳳凰や「琴棋書画」などの彫刻をひとつひとつ見ていきたいものです。このほか閼伽井堂、平和の塔など境内の建物9件が国の登録有形文化財として登録されていますので、その後は境内を歩いてみましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 熊谷駅

  2. B

    バス停 妻沼聖天前

  3. 1

    妻沼聖天山 貴惣門

    妻沼聖天山 貴惣門

    境内入り口の門です。銅板葺きの八脚門で、二重の屋根、下重には前後2つの切妻屋根が掛かる珍しい形です。

    • 重文
      建造物
      歓喜院貴惣門
  4. 2

    妻沼聖天山 聖天堂

    妻沼聖天山 聖天堂

    拝殿・中殿・奥殿からなる権現造の本堂です。平成の修復工事により創建当初の極彩色の彫刻が蘇りました。本尊の錫杖は頭が仏像となったもので、秘仏となっていて、特別開帳以外では見られません。

    • 国宝
      建造物
      歓喜院聖天堂
    • 重文
      工芸品
      錫杖中心に歓喜天に童子の像を鋳出す/建久八年四月の銘あり
  5. B

    バス停 妻沼聖天前

  6. S

    JR 熊谷駅

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