玉川近代美術館

たまがわきんだいびじゅつかん

愛媛県 今治市

愛媛県の国宝・文化財を巡るモデルコース。今治市玉川町にある玉川近代美術館。今治市(旧玉川町)出身の実業家・徳生忠常が創立し、故郷に寄贈した美術館です。地元ゆかりの画家や、黒田清輝、パブロ・ピカソの絵画などを収蔵する洋画中心の館ですが、国宝としては伊予国奈良原山経塚出土品を所蔵しています。玉川町の楢原山の山頂、奈良原神社の境内にあった経塚から1934年に発見されたもので、銅宝塔、経筒、鏡、和鏡、刀子など多数の品が一括で国宝に指定されました。とりわけ銅宝塔は精緻な造りで、平安時代末期の工芸の水準を示す優品です。山頂という厳しい場所に、これだけの品が納められたという事実も、当時の信仰の深さを物語ります。国宝の公開は年に2回、春と秋に限られますので、時期を確かめて訪ねましょう。公開日以外でも常設展示は見られますが、国宝を目的とするなら必ず日程を確認してから出かけましょう。経塚のあった楢原山へ登ることもできますが、こちらは本格的な登山となります。館の周囲は山あいののどかな環境です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

毎年春と秋にある国宝の一般公開日にあわせて訪ねましょう。期間は公式サイトなどで確認しておきます。伊予国奈良原山経塚出土品[国宝]は1階の特別展示室で公開されます。銅宝塔は小さなものですが、屋根や勾欄の造りが精緻ですので、近づいて細部を確かめてみてください。経筒や鏡もあわせて並びます。山頂の経塚に納められた品であることを思いながら眺めると、平安末期の人々の切実さが伝わってくるはずです。常設展示の洋画コレクションも見応えがあります。少し歩いたところにある宝蔵寺の釈迦如来立像[重文]は4月8日のみの公開ですので、春の公開時期と重なれば両方を訪ねられます。今治駅からバスの便があります。所要は1時間半ほど。館内は静かで、じっくり作品と向き合えます。玉川ダムの湖畔も近く、季節によっては桜や紅葉も楽しめます。訪ねる人は多くありません。常設の洋画コレクションもあわせて楽しめます。館の建物も落ち着いた造りです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】定期公開日に
  1. S

    JR 今治駅

  2. B

    バス停 大野

  3. 1

    玉川近代美術館

    コンクリート打ちっぱなしで、落ち着いて美術鑑賞できる雰囲気があります。国宝の伊予国奈良原山経塚出土品は、毎年春と秋にある一般公開日にあわせて訪ねましょう。銅宝塔は屋根や勾欄の造りが精緻ですので、近づいて確かめてみてください。

    • 国宝
      考古資料
      伊予国奈良原山経塚出土品
  4. 2

    宝蔵寺

    毎年4月8日の釈迦嶽釈迦堂の花まつりで御開帳となる本尊があります。重要文化財の釈迦如来立像で、この日以外は拝観できません。玉川近代美術館から少し歩いたところにあり、春の公開時期と重なれば両方を訪ねられます。

    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来立像
  5. B

    バス停 玉川支所

  6. S

    JR 今治駅

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