向上寺・耕三寺

こうじょうじ・こうさんじ

広島県 尾道市

向上寺・耕三寺

広島県の国宝・文化財を巡るモデルコース。瀬戸内海の生口島にある曹洞宗の寺院、向上寺。1403年(応永10年)の創建で、将軍・足利義政の祈願所として栄えました。国宝は三重塔。1432年(永享4年)の建立で、和様に禅宗様を交えた折衷様の塔です。丘の上に立ち、瀬戸内の海と島々を背景にした姿がきわめて美しく、内部には極彩色の装飾も残ります。塔の周囲は開けていますので、どの角度からも眺められるのが嬉しいところ。近年は本堂が再建され、それにともなって秘仏だった本尊も公開されるようになりました。同じ島にある耕三寺は、実業家の耕三寺耕三が母の菩提を弔うために建立した寺で、平等院鳳凰堂を模した本堂、室生寺五重塔を模した塔、日光東照宮の陽明門を模した孝養門など、著名な建築の写しが集まる独特の場所。宝物館の金剛館には重要文化財も収蔵されています。生口島へは尾道からフェリー、またはしまなみ海道のバスで。瀬戸田港から向上寺までは徒歩15分ほどの上りとなります。島にはレモンをはじめとする柑橘の畑が広がり、島歩きそのものも楽しめます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

瀬戸田港から歩いて向上寺へ向かいます。坂道を上った丘の上に三重塔[国宝]が立っています。まずは正面から。次に周囲を一周し、瀬戸内の海と島々を背景にした角度を探してみましょう。この塔の魅力は、なんといっても立地と姿の取り合わせにあります。組物や欄干の細部も近くから確かめられます。その後は耕三寺へ。本堂の東翼楼に釈迦如来坐像[重文]が安置されています。文化財は宝物館である金剛館で見ることができ、阿弥陀如来立像[重文]、唐花鴛鴦八稜鏡[重文]、仏涅槃図[重文]などを収蔵しています。展示の入れ替えがありますので確認を。境内の未来心の丘は大理石の白い庭園で、こちらも独特の景観です。所要は3時間ほどみておきましょう。向上寺の丘は見晴らしがよく、瀬戸内の多島美を一望できます。腰を下ろして眺めていたくなる場所です。瀬戸田の町並みには、レモンを使った菓子の店も並びます。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    瀬戸田港

  2. 1

    向上寺 三重塔

    向上寺 三重塔

    国宝の三重塔の中では最も新しいものです。丘の上に立ち、瀬戸内の海と島々を背景にした姿が見どころ。周囲を一周して、いちばん美しく見える角度を探してみましょう。組物や欄干の細部も近くから確かめられます。

    • 国宝
      建造物
      向上寺三重塔
  3. 2

    耕三寺 本堂

    耕三寺 本堂

    東翼楼にある重要文化財の釈迦如来坐像は奈良興福寺から移されたものです。堂宇はいずれも日本各地の古建築を模して造られたもので、極彩色の華やかな景観をつくっています。境内の未来心の丘もあわせて歩けます。

    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来坐像
  4. 3

    耕三寺 金剛館

    境内南側に立つ宝物館です。重要文化財の阿弥陀如来立像、唐花鴛鴦八稜鏡、仏涅槃図などを収蔵しています。展示の入れ替えがありますので確認しましょう。耕三寺の本堂を見たあとに立ち寄れます。

    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来立像
    • 重文
      彫刻
      木造浄土曼荼羅刻出龕
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来立像
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
    • 重文
      工芸品
      唐花鴛鴦八稜鏡
  5. S

    瀬戸田港

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