古井家住宅

ふるいけじゅうたく

兵庫県 姫路市

兵庫県の国宝・文化財を巡るモデルコース。姫路市安富町、林田川の上流にある古井家住宅。「古井家千年家」と呼ばれ、箱木家住宅とともに日本最古級の民家として知られます。建築年代は明らかではありませんが、室町時代後期にさかのぼるとされ、2026年に国宝へ指定されることとなりました。入母屋造の茅葺屋根をもち、深く葺き下ろした軒が低く垂れ下がる姿は、中世の民家の特徴をよく示しています。内部は土間と、居室となる板の間、そして「なんど」と呼ばれる寝所からなる簡素な構成。柱は自然の木の形をそのまま活かし、床は板張りで、天井は張られていません。近世以降の整った民家とはまったく異なる、生活の原型ともいうべき空間です。同じ兵庫県内に、日本最古級の民家が2軒も伝わっているというのも興味深いところ。箱木家住宅とあわせて訪ねれば、中世民家の姿がより立体的に見えてきます。周囲は林田川沿いの山あいの集落で、静かな環境のなかに建物が守られています。訪ねる人は多くありませんので、中世の住まいとゆっくり向き合うことができます。安富町には他にも古い民家が点在しています。

国宝・文化財を巡るモデルコース

古井家住宅[国宝]へ。まずは外から全体を眺めましょう。入母屋造の茅葺屋根が深く葺き下ろされ、軒が低く垂れ下がる姿が、中世民家の特徴をよく示しています。屋根の厚みと勾配、そして棟の納まりを確かめながら、周囲を一周してみてください。内部に入ると、土間と板の間、そして「なんど」からなる簡素な構成が見て取れます。天井は張られておらず、見上げれば曲がった木をそのまま使った梁組が確かめられます。柱の太さと短さ、床の低さも、近世の民家とは大きく違う点です。囲炉裏の周りに立って、この空間で人が暮らしていた様子を想像してみましょう。公開日が限られますので、必ず確認してから訪ねてください。姫路駅からバスでのアクセスとなります。所要は40分ほど。囲炉裏に火が入れられていることもあり、煙の匂いのなかで建物を見学できます。茅葺の屋根は定期的に葺き替えられていますので、その仕事ぶりにも目を向けてみましょう。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    山陽新幹線 姫路駅

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    古井家住宅

    国宝の民家で、箱木家住宅に次ぐ古さとされます。入母屋造の茅葺屋根が深く葺き下ろされ、軒が低く垂れ下がる姿が中世民家の特徴をよく示しています。内部は土間と板の間、「なんど」からなる簡素な構成です。公開日が限られます。

    • 国宝
      建造物
      古井家住宅
  3. S

    山陽新幹線 姫路駅

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