金剛輪寺

こんごうりんじ

滋賀県 愛知郡愛荘町

金剛輪寺

滋賀県の国宝・文化財を巡るモデルコース。愛荘町にある天台宗の寺院、金剛輪寺。奈良時代の741年(天平13年)、行基によって開かれた古刹で、西明寺、百済寺とあわせて湖東三山のひとつに数えられます。国宝は大悲閣と呼ばれる本堂。1288年(弘安11年)の建立とされ、和様を基調とした落ち着いた大堂です。堂内には重要文化財の仏像が多数安置され、密教寺院の本堂らしい荘重な空間をつくっています。本尊の聖観音像は「生身(なまみ)の観音」と呼ばれる秘仏。行基が観音像を彫っていたところ、木肌から一筋の血が流れたため、すでに魂が宿ったとして粗彫りのまま祀ったと伝わります。参道には千体地蔵が並び、赤い風車が風に回る独特の光景。「血染めの紅葉」と呼ばれるほど深く色づく秋の風景も名高いところです。明寿院の庭園は名勝。境内は広く、本堂までは長い上りが続きます。稲枝駅または愛知川駅からタクシー、あるいは季節運行のバスでのアクセス。紅葉の時期には臨時便が出ることもありますので、確認しておきましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

総門をくぐると左手に町立歴史博物館があり、その裏手に常照庵があります。収蔵庫に本尊の阿弥陀如来坐像[重文]と不動明王二童子像[重文]が収められています。境内を進み、まずは庭園[名勝]のある明寿院へ。桃山から江戸期にかけて築かれた池泉回遊式の庭で、書院から眺めるのが本来の姿です。その後は千体地蔵の並ぶ参道を上って本堂を目指します。赤い風車が並ぶ道は、この寺ならではの光景です。二天門[重文]をくぐると正面に大悲閣本堂[国宝]。堂内には慈恵大師坐像[重文]、大黒天半跏像[重文]など重要文化財の仏像が多数並びます。本堂の横には三重塔[重文]が立っています。境内から南へ5分ほど歩いたところにある大行社本殿[重文]も、時間があれば立ち寄りましょう。本堂まではかなりの上りがありますので、歩きやすい靴で訪ねましょう。所要は1時間半ほどみておきましょう。紅葉の時期は大変混み合いますので、早い時間の訪問がおすすめです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 稲枝駅

  2. 1

    常照庵

    境内入り口近くにある塔頭です。収蔵庫に重要文化財の阿弥陀如来坐像と不動明王二童子像が収められています。総門をくぐって左手、町立歴史博物館の裏手にありますので、見落とさないようにしましょう。

    • 重文
      彫刻
      木造不動明王二童子像(不動堂安置)
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
  3. 2

    明寿院

    明寿院

    金剛輪寺の本坊で、本坊を囲んでいる3つの庭園はそれぞれ趣が異なり、まとめて名勝に指定されています。桃山から江戸期にかけて築かれた池泉回遊式の庭で、書院の座敷から眺めるのが本来の姿です。時間をとって座って眺めましょう。

    • その他
      名勝
      金剛輪寺明壽院庭園
  4. 3

    金剛輪寺 本堂・二天門

    金剛輪寺 本堂・二天門

    国宝の本堂は鎌倉時代の和様建築の代表的な建築です。堂内には慈恵大師坐像、大黒天半跏像など重要文化財の仏像が多数並びます。重要文化財の二天門は当初は八脚門と呼ばれる楼門だったものですが、江戸時代に二階部分が取り壊されて現在の形となっています。

    • 国宝
      建造物
      金剛輪寺本堂
    • 重文
      建造物
      金剛輪寺二天門
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造阿弥陀如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像
  5. 4

    金剛輪寺 三重塔

    重要文化財の三重塔で、本堂よりも古いものです。鎌倉時代後期の建立で、一時は荒廃していたものが昭和期に修復されました。本堂の右手に立ち、境内でも高い位置にあります。周囲の紅葉に映える姿が見どころです。

    • 重文
      建造物
      金剛輪寺三重塔
  6. 5

    大行社

    金剛輪寺の鎮守社で、本殿が重要文化財に指定されています。室町時代の建築で、一間社流造の端正な姿。境内から南へ5分ほど歩いたところにありますので、時間があれば立ち寄りましょう。訪ねる人も少ない静かな社です。

    • 重文
      建造物
      大行社本殿
  7. S

    JR 稲枝駅

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