金剛輪寺
こんごうりんじ
滋賀県 愛知郡愛荘町
滋賀県の国宝・文化財を巡るモデルコース。愛荘町にある天台宗の寺院、金剛輪寺。奈良時代の741年(天平13年)行基によって開基された古刹で、西明寺(甲良町)、百済寺(東近江市)とともに湖東三山の一つとして栄えました。大悲閣と呼ばれる本堂が国宝となっていて、重要文化財の仏像も多数収蔵しています。行基が観音像を彫っていた際、木肌から一筋の血が流れたため、もう魂が宿ったとして粗彫りのまま祀ったという本尊は、「生身(なまみ)の観音」と呼ばれる秘仏です。「血染めの紅葉」と呼ばれるくらい真っ赤になる紅葉の頃の風景も名高いです。
国宝・文化財を巡るモデルコース
総門をくぐると左手に町立歴史博物館があり、その裏手に常照庵があります。本尊の阿弥陀如来坐像[重文]と不動明王二童子像[重文]が収蔵庫に収められています。境内を進み、庭園[名勝]のある明寿院へ行きましょう。その後は千体地蔵が並ぶ参道を上り、本堂を目指します。二天門[重文]をくぐると、正面に大悲閣本堂[国宝]があります。本堂内には慈恵大師坐像[重文]、大黒天半跏像[重文]など国の重要文化財となっている仏像が多数並んでいます。本堂の横には三重塔[重文]が立っています。境内から5分ほど南に歩いたところにある大行社本殿[重文]も時間があれば立ち寄りましょう。
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S
JR 稲枝駅
タクシー15分 -
1
常照庵
境内入り口近くにある塔頭です。
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重文彫刻木造不動明王二童子像(不動堂安置)
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重文彫刻木造阿弥陀如来坐像
徒歩5分 -
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2
明寿院
徒歩11分 -
3
金剛輪寺 本堂・二天門
本堂は鎌倉時代の和様建築の代表的な建築です。二天門は当初は八脚門と呼ばれる楼門だったものですが、江戸時代に二階部分が取り壊されて現在の形となっています。
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国宝建造物金剛輪寺本堂
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重文建造物金剛輪寺二天門
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重文彫刻木造阿弥陀如来坐像
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重文彫刻木造阿弥陀如来坐像
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重文彫刻木造十一面観音立像
徒歩2分 -
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4
金剛輪寺 三重塔
本堂よりも古いものです。
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重文建造物金剛輪寺三重塔
徒歩15分 -
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5
大行社
金剛輪寺の鎮守社です。
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重文建造物大行社本殿
タクシー15分 -
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S
JR 稲枝駅
【所要時間は?】1~2時間
【種類は?】国宝-建造物
【いつ見られる?】いつでも
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施設データ
金剛輪寺
かな | こんごうりんじ |
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住所 | 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874 |
電話 | 0749-37-3211 |
営業 | 8時30分~17時。無休 |
料金 | 600円 |
交通 | JR琵琶湖線 稲枝駅からタクシーで15分 |
参照 | るるぶ/公式 |
大行社
かな | たいぎょうしゃ |
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住所 | 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874 |
電話 | 0749-37-3211 |
営業 | 見学自由 |
料金 | 無料 |
交通 | JR琵琶湖線 稲枝駅からタクシーで15分 |
参照 | 公式 |
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