佐野美術館・三嶋大社

さのびじゅつかん・みしまたいしゃ

静岡県 三島市

静岡県の国宝・文化財を巡るモデルコース。三島市にある私立美術館、佐野美術館。実業家・佐野隆一の寄付によって設立され、その収集した日本・東洋の美術品を収蔵しています。刀剣、人形、絵画、絵本と内容は多彩ですが、とりわけ刀剣コレクションが充実しており、国宝の薙刀と太刀を含む多くの文化財を所有しています。国宝の薙刀は南北朝期の名工・貞宗の手になるもので、薙刀としては数少ない国宝のひとつ。日本刀は常設展示のコーナーもあり、年に何度か展示替えが行われますので、いつ訪ねても刀剣に出会えるのがこの館の強みです。周囲は湧水を活かした回遊式庭園となっていて、隆泉苑という登録有形文化財の邸宅もあります。近くには名勝の楽寿園、本殿が重要文化財の三嶋大社もありますので、三島の湧水の街を歩きながらあわせて訪ねましょう。歩く距離は2kmほどに収まります。三島駅から歩き始めて三島駅へ戻る、街歩きとしてまとまりのよいコースです。湧水の流れる街ですので、夏でも涼やかに歩けます。季節によって水量の変わる小浜池の景色も見どころです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

三島駅からすぐの楽寿園[名勝]へ。富士の湧水が湧く小浜池を中心とした庭園で、溶岩流の上に成立した独特の植生も見どころです。園を東へ抜けて三嶋大社へ向かいます。本殿[重文]は幕末の造営で、総欅造に緻密な彫刻を施した堂々たる社殿。境内の宝物館では太刀[重文]、脇差[重文]などが収蔵されています。頼朝が旗揚げを祈願した社として知られ、天然記念物のキンモクセイも見ておきましょう。さらに南へ歩いて佐野美術館へ。太刀[国宝]、薙刀[国宝]などを収蔵し、展覧会によって公開されます。刀剣の常設コーナーもありますので、国宝が出ていない時期でも刀を見ることはできます。隣接する庭園「隆泉苑」もあわせて散策を。街なかを流れる源兵衛川の水辺も歩けます。所要は半日ほど。佐野美術館は展示替えの期間に休館しますので、開館日を確かめてから出かけましょう。三島は湧水の街ですので、水辺のベンチでひと休みするのも心地よいものです。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    新幹線 三島駅

  2. 1

    楽寿園

    小浜池と周囲の自然林を含む庭園が国の天然記念物、名勝に指定されています。富士の湧水が湧く池を中心とし、溶岩流の上に成立した独特の植生が見どころです。三島駅からすぐの立地で、園内には郷土資料館もあります。

    • その他
      名勝
      楽寿園
  3. 2

    三嶋大社

    伊豆国一宮にして伊豆国の総社です。重要文化財の本殿は幕末の造営で、総欅造に緻密な彫刻を施した堂々たる社殿。源頼朝が旗揚げを祈願した社としても知られます。天然記念物のキンモクセイも見ておきましょう。

    • 重文
      建造物
      三嶋大社本殿、幣殿及び拝殿
  4. 3

    三嶋大社 宝物館

    重要文化財の太刀や脇差を収蔵・展示しています。国宝の「梅蒔絵手箱」はレプリカで、実物は東京国立博物館に寄託されています。北条政子が奉納したと伝わる手箱で、レプリカでも意匠の華やかさは十分に伝わります。

    • 重文
      工芸品
      太刀銘宗忠
    • 重文
      工芸品
      脇指銘相模国住秋義/伊豆三島大明神奉拝佐藤松千代貞成
    • 重文
      書跡・典籍
      般若心経(源頼家筆)
    • 重文
      古文書
      三嶋大社矢田部家文書
  5. 4

    佐野美術館

    佐野隆一のコレクションに購入・寄贈品を含め約2500件の美術品を収蔵しています。国宝の太刀と薙刀があり、展覧会によって公開されます。刀剣の常設コーナーもありますので、国宝が出ていない時期でも刀を見ることができます。

    • 国宝
      工芸品
      太刀銘一
    • 国宝
      工芸品
      薙刀銘備前国長船住人長光造
    • 重文
      彫刻
      木造大日如来坐像
    • 重文
      工芸品
      太刀銘長元
    • 重文
      工芸品
      秋草文黒漆太刀中身銘豊後国行平作
  6. S

    伊豆箱根鉄道 三島田町駅

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