永保寺

えいほうじ

岐阜県 多治見市

永保寺

岐阜県の国宝・文化財を巡るモデルコース。多治見市にある臨済宗南禅寺派の寺院、永保寺。山号は虎渓山。鎌倉時代の1313年(正和2年)、夢窓疎石が開創した禅寺で、開山は元翁本元とされます。室町時代の建築である開山堂と観音堂がともに国宝に指定されています。観音堂は禅宗様と和様を折衷した優美な建物で、正面に軒唐破風をつけた姿が池越しに映えます。開山堂は前方に礼堂、後方に祠堂を置き、その間を相の間で結ぶ構成で、のちの権現造の原型ともいわれるもの。庭園は国の名勝で、夢窓疎石の手になると伝わります。臥龍池の水面に観音堂が映り、その背後には梵音巌と呼ばれる岩盤がそそり立ち、無際橋という太鼓橋が池を渡すという構成。自然の地形をそのまま取り込んだ大胆な庭で、疎石らしい作風がよく表れています。紅葉の名所としても知られ、秋には多くの人が訪れます。各堂の内部は基本的に拝観できませんが、庭園をゆっくり歩きたい寺です。多治見駅からバスで15分ほど。虎渓山の名のとおり土岐川に臨む地形を活かした境内で、四季それぞれに表情が変わります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

黒門から入り、右手に本堂を見ながら境内を歩くと、ほどなく庭園[名勝]が見えてきます。臥龍池を中心としたこの庭を軸に、堂宇を見ていきましょう。まずは池の向こう側に立つ観音堂[国宝]へ。正面の軒唐破風、桧皮葺の屋根の反りをじっくり眺めます。観音堂の西には、むき出しの岩盤である梵音巌がそそり立ち、その上に六角堂という小さな堂が載っています。観音堂の前に架かる太鼓橋、無際橋のあたりから梵音巌を望む景観がとくに美しいところ。橋の上から水面に映る堂の姿も見ていきましょう。池をぐるりとめぐって西へ進むと開山堂[国宝]があります。礼堂と祠堂を相の間で結ぶ構成を、外から確かめてみてください。国宝の2棟はいずれも外からの拝観となりますが、庭園を歩きながらさまざまな角度で眺められますので、物足りなさはありません。池を一周する道は起伏が少なく、ゆっくり歩けます。秋は混み合いますので、早い時間に訪ねるのがおすすめ。所要は1時間ほどみておきましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 多治見駅

  2. B

    バス停 虎渓山

  3. 1

    永保寺 庭園

    永保寺 庭園

    切り立った岸壁となった天然の巨石を使い、臥龍池を配した広い庭園で、名勝に指定されています。夢窓疎石の作と伝わります。池に架かる無際橋から梵音巌を望む景観がとくに美しく、水面に映る堂の姿も見どころです。

    • その他
      名勝
      永保寺庭園
  4. 2

    永保寺 観音堂

    永保寺 観音堂

    国宝の観音堂です。聖観音菩薩坐像が安置されていますが、内部の拝観はできません。正面の軒唐破風と檜皮葺の屋根の反りが美しく、池の対岸から眺める姿が絶景です。背後には梵音巌がそそり立っています。

    • 国宝
      建造物
      永保寺観音堂
  5. 3

    永保寺 開山堂

    永保寺 開山堂

    国宝の開山堂です。夢窓疎石と仏徳禅師の像が安置されていますが、内部の拝観はできません。礼堂と祠堂を相の間で結ぶ構成をもち、外からその形を確かめてみましょう。庭園の西の奥まったところに立っています。

    • 国宝
      建造物
      永保寺開山堂
  6. B

    バス停 虎渓山

  7. S

    JR 多治見駅

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