茅野市尖石縄文考古館

ちのしとがりいしじょうもんこうこかん

長野県 茅野市

長野県の国宝・文化財を巡るモデルコース。茅野市にある考古博物館、茅野市尖石縄文考古館。八ヶ岳西麓の尖石・与助尾根遺跡と、その周辺の遺跡からの出土品を収蔵・展示しています。八ヶ岳山麓は縄文中期に人口が集中した地域で、日本でも屈指の遺跡密度を誇る土地。その成果として、この小さな館に国宝の土偶が2体もあります。ひとつは棚畑遺跡から出土した「縄文のビーナス」。妊娠した女性を思わせる豊かな体つきと、つり上がった目をもつ帽子状の頭部が印象的で、完形で出土した稀有な例です。もうひとつは中ツ原遺跡から出土した「仮面の女神」。逆三角形の仮面をつけた姿の大型土偶で、埋葬されるように横たわった状態で見つかりました。性格の異なる2体の国宝土偶を並べて見られる場所は、ここだけです。ほかに土師器、須恵器、石器なども展示。火起こしやドングリ割りといった体験もできます。茅野駅からバスまたはタクシーで15分ほど。八ヶ岳西麓には尖石遺跡や井戸尻遺跡など縄文の遺跡が集中していますので、あわせて巡るのも楽しいところです。

国宝・文化財を巡るモデルコース

土偶[国宝]2体は常設展示室Bに展示されていますので、いつ訪ねても会えるのがうれしいところです。まずは「縄文のビーナス」から。高さ27cm、丸みを帯びた腹部と大きな臀部、そして小さな頭部という造形を、正面と側面から見比べてみましょう。表面には雲母を含んだ粘土が使われ、光の当たり方でかすかに輝きます。続いて「仮面の女神」へ。高さ34cmと大型で、逆三角形の仮面をつけた顔、太い脚で自立する姿が特徴です。同じ地域から出た2体でありながら、造形の方向がまったく違うことに驚かされます。常設展示ではほかに、尖石遺跡の発掘の歴史や縄文中期の土器も並びます。館の外には与助尾根遺跡の復元住居があり、なかに入ることもできます。館の周囲は史跡公園として整備され、尖石遺跡の露出展示も見られますので、時間をとって歩いてみましょう。八ヶ岳を望むのどかな高原の風景も、あわせて味わいたいところ。所要は1時間半ほどみておきましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 茅野駅

  2. B

    バス停 尖石縄文考古館前

  3. 1

    茅野市尖石縄文考古館

    国宝の土偶「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の2体を常設展示しています。ガラスケースに入ってはいますが、触れるような近さで見ることができます。同じ地域から出た2体でありながら、造形の方向がまったく違うことに驚かされます。

    • 国宝
      考古資料
      土偶
    • 国宝
      考古資料
      土偶/長野県中ッ原遺跡出土
  4. B

    バス停 尖石縄文考古館前

  5. S

    JR 茅野駅

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