高徳院(鎌倉大仏)

こうとくいん(かまくらだいぶつ)

神奈川県 鎌倉市

神奈川県の国宝・文化財を巡るモデルコース。鎌倉、長谷にある浄土宗の寺院、高徳院。「鎌倉大仏」「長谷大仏」として親しまれています。開山や草創については謎が多く、誰が何のために造ったのかは今も定かではありません。現在の銅造の大仏は、鎌倉時代の1252年(建長4年)から造り始められたものとされます。像高11.3m、重量約121トン。完成当時は全身に金箔が施され、大仏殿のなかに安置されていましたが、地震や台風で堂が幾度も倒壊し、室町時代以降は露坐となりました。宋の様式の影響が濃く、猫背気味の姿勢とうつむいた面差しは、奈良の大仏とはまったく異なる印象を与えます。国宝の仏像としては珍しく、胎内に入って内部の構造を見ることができるのも大きな魅力。鋳継ぎの跡から、いくつもの部分を継いで造られたことがわかります。川端康成記念会も近くにありますが非公開です。長谷駅から徒歩7分ほど。拝観は通年で、いつ訪ねても大仏に会えるのがうれしいところです。周辺には長谷寺や光則寺もあり、鎌倉らしい散策が楽しめます。休日は大変混み合います。

国宝・文化財を巡るモデルコース

川端康成記念会は十宜図[国宝]などを所有していますが非公開です。公開の機会があれば訪ねたいところ。長谷では高徳院へ向かい、鎌倉大仏、阿弥陀如来坐像[国宝]を見に行きましょう。仁王門をくぐり参道を進むと、建物に覆われていない露坐の大仏が正面に現れます。まずは正面から全体を眺め、続いて側面や背面にも回ってみましょう。背中には風を通すための窓が開いており、露坐となってからの工夫がうかがえます。胎内拝観もできますので、内部から鋳継ぎの跡を確かめてみてください。境内には大仏殿の礎石も残っています。その後は極楽寺へ足をのばしましょう。宝物館では釈迦如来坐像[重文]、不動明王坐像[重文]などを見ることができます。胎内拝観は別途料金が必要で、混雑時は待つこともあります。所要は高徳院で1時間ほど、極楽寺までを含めて2時間半ほどみておきましょう。長谷寺にも足をのばせば、鎌倉の海を望む眺めが楽しめます。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    江ノ電 長谷駅

  2. 1

    川端康成記念会

    川端康成が晩年を過ごした旧居で、現在も縁者がお住まいです。国宝の十宜図などを所有していますが非公開です。公開の機会があれば逃さず訪ねたいところ。長谷から高徳院へ向かう途中の閑静な住宅地のなかにあります。

    • 国宝
      絵画
      紙本淡彩十便図池大雅筆
    • 国宝
      絵画
      紙本淡彩十宜図与謝蕪村筆
    • 国宝
      絵画
      紙本墨画凍雲篩雪図浦上玉堂筆
  3. 2

    高徳院

    国宝の阿弥陀如来坐像、鎌倉大仏で知られる寺院です。大仏殿は失われ、露坐のまま鎌倉の空の下に座っています。胎内拝観もでき、鋳継ぎの跡を内側から確かめられます。周辺一帯は「鎌倉大仏殿跡」として国の史跡です。桜や紅葉の季節も美しいところです。

    • 国宝
      彫刻
      銅造阿弥陀如来坐像
  4. 3

    極楽寺

    忍性が開いた真言律宗の寺院です。転法輪殿(宝物館)で釈迦如来坐像、不動明王坐像などの重要文化財を見ることができます。公開の期間が限られていますので確認しましょう。桜のトンネルと茅葺の山門が、江ノ電の車窓からの名景となっています。

    • 重文
      建造物
      極楽寺忍性塔
    • 重文
      建造物
      極楽寺五輪塔
    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来立像
    • 重文
      彫刻
      木造釈迦如来坐像
    • 重文
      彫刻
      木造不動明王坐像
  5. S

    江ノ電 極楽寺駅

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