建長寺・円覚寺

えんがくじ・けんちょうじ

神奈川県 鎌倉市

神奈川県の国宝・文化財を巡るモデルコース。北鎌倉にある鎌倉五山の第一位と第二位、建長寺と円覚寺。建長寺は1253年(建長5年)、北条時頼が中国僧の蘭渓道隆を招いて創建した日本最初の本格的な禅宗寺院です。円覚寺は1282年(弘安5年)、北条時宗が無学祖元を招いて創建したもので、元寇の戦没者を敵味方の別なく弔うために建てられました。いずれも鎌倉を代表する巨刹で、それぞれ国宝の梵鐘をもっています。建長寺の梵鐘は創建時の鋳造で、蘭渓道隆の銘文が刻まれた鎌倉三名鐘のひとつ。円覚寺の洪鐘は関東最大の鐘です。円覚寺舎利殿は禅宗様建築の最高傑作として名高い国宝ですが、11月の「宝物風入れ」など特別公開日以外は非公開で、通常は遠くから屋根を望む程度となります。宝物風入れでは他の寺宝も公開されますので、この時期をねらうのも手です。庭園も名勝に指定されています。北鎌倉駅から円覚寺はすぐ、建長寺までは徒歩15分ほど。両寺をあわせて半日ほどみておきたいコースです。そのまま歩けば鶴岡八幡宮方面へ抜けることもできます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

北鎌倉駅からすぐの円覚寺へ。総門から山門をくぐり、仏殿を経て奥へ進みます。塔頭・正続院のなかに舎利殿[国宝]が立ちますが、通常は拝観できず、遠くから屋根が少し見える程度です。手前の妙香池、総門を出て線路を渡ったところの白鷺池のあたりが円覚寺庭園[名勝]。帰路では仏殿東の長い石段を上って弁天堂へ。ここの鐘楼に洪鐘[国宝]が掛かっており、こちらは常時見られます。聖観音[重文]のある東慶寺に寄りながら、建長寺へ向かいます。総門を入ると山門[重文]。その横の鐘楼に梵鐘[国宝]が掛かっています。仏殿[重文]、法堂[重文]、方丈前の唐門[重文]と見て、方丈庭園[名勝]を鑑賞しましょう。塔頭の円応寺では閻魔王坐像[重文]が見られます。円覚寺の洪鐘へ上る石段はかなり急ですので、余裕をもって。建長寺の奥、半僧坊まで登れば相模湾や富士山を望むこともできます。所要は両寺で半日ほど。拝観料はそれぞれ必要です。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 北鎌倉駅

  2. 1

    円覚寺 舎利殿

    鎌倉時代に宋から伝わった禅宗様建築の代表例として、国宝に指定されています。塔頭・正続院のなかに立ち、通常は拝観できず、遠くから屋根が少し見える程度です。正月や特別公開の時期に限って近くまで入れることがあります。

    • 国宝
      建造物
      円覚寺舎利殿
  3. 2

    円覚寺 鐘楼

    「洪鐘(おおがね)」と呼ばれる国宝の梵鐘が掛かっています。鎌倉時代の1301年(正安3年)に北条貞時が奉納したもので、高さ2.6mを超える関東で最大の鐘です。仏殿の東から長い石段を登った高台にあり、常時見ることができます。

    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
  4. 3

    円覚寺 庭園

    妙香池付近と、総門を出て線路を渡ったあたりの白鷺池付近が名勝に指定されています。妙香池は岩肌を虎の頭に見立てた「虎頭岩」を配した池で、方丈の裏手から眺められます。谷戸の地形を活かした鎌倉らしい景観です。

    • その他
      名勝
      円覚寺庭園
  5. 4

    東慶寺

    江戸時代以前は尼寺で、駆込み寺、縁切寺として知られました。重要文化財の聖観音立像を安置します。境内は花の寺として親しまれ、梅や花菖蒲、紫陽花が季節ごとに咲きます。北鎌倉駅から円覚寺と建長寺のあいだにあり、立ち寄りやすい位置です。

    • 重文
      彫刻
      木造聖観音立像
    • 重文
      工芸品
      初音蒔絵火取母
    • 重文
      工芸品
      葡萄蒔絵螺鈿聖餅箱
    • 重文
      古文書
      東慶寺文書
  6. 5

    建長寺 鐘楼・山門

    山門は重要文化財の二重門で、狸が化けて建立を助けたという伝承から「狸の三門」とも呼ばれます。その横の鐘楼に掛かる梵鐘は国宝で、建長寺創建当時のもの。開山蘭渓道隆の撰による銘文が刻まれた貴重な遺品です。

    • 国宝
      工芸品
      梵鐘
    • 重文
      建造物
      建長寺山門
  7. 6

    建長寺 仏殿・法堂

    仏殿は芝の増上寺にあった徳川秀忠夫人の霊屋を移築したもので、重要文化財です。その奥の法堂も重要文化財で、鎌倉最大級の木造建築。天井には小泉淳作による雲龍図が描かれています。堂内には千手観音坐像が安置されています。

    • 重文
      建造物
      建長寺仏殿
    • 重文
      建造物
      建長寺法堂
  8. 7

    建長寺 唐門

    方丈の入り口に立つ重要文化財の門です。仏殿と同じく芝の増上寺から移築されたもので、唐破風に精緻な彫刻と金具を施した華やかな造りです。2011年に修理を終え、金具の輝きがよみがえりました。

    • 重文
      建造物
      建長寺唐門
  9. 8

    建長寺 庭園

    夢窓疎石の作とされる方丈裏の庭園が名勝に指定されています。心字池を中心とした池泉庭園で、方丈の広縁に腰を下ろして眺めるのが本来の姿です。背後の山を借景に取り込んだ構成で、鎌倉の禅寺の庭を代表するものです。

    • その他
      名勝
      建長寺庭園
  10. 9

    円応寺

    重要文化財の閻魔王坐像を本尊とする寺院です。笑っているように見えることから「笑い閻魔」とも呼ばれます。運慶の作と伝わります。堂内には十王像がぐるりと並び、亡者が裁きを受ける場面を再現した独特の空間となっています。

    • 重文
      彫刻
      木造初江王坐像(幸有作)・閻魔王坐像・倶生神坐像・奪衣婆坐像(弘円作)・鬼卒立像・檀拏幢
  11. B

    バス停 建長寺

  12. S

    JR 北鎌倉駅

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