香取神宮

かとりじんぐう

千葉県 香取市

千葉県の国宝・文化財を巡るモデルコース。香取市、亀甲山と呼ばれる丘陵の上に鎮座する下総国一宮、香取神宮。経津主大神を祀り、古くから朝廷の崇敬を受けてきた全国有数の古社です。「神宮」の号を用いた社は、古代には伊勢・香取・鹿島の三社のみでした。鹿島神宮、息栖神社とあわせて東国三社と称され、地震を起こすナマズの体を押さえているという要石が境内にあることでも知られます。社伝によれば神武天皇の御代の創建。武神を祀る社として武家からも篤く信仰され、源頼朝や徳川将軍家からの寄進を受けてきました。社に伝わる宝物のうち、中国唐代の海獣葡萄鏡が国宝に指定され、宝物館で見ることができます。直径約30cmの銅鏡で、背面に葡萄唐草と獣が精緻に鋳出された名品。ほか江戸時代の本殿や楼門などが国の重要文化財となっています。杉と檜に覆われた参道の空気そのものが心地よい社です。12年に一度の式年神幸祭では、大きな神輿が利根川を渡ります。成田線佐原駅または香取駅から、バスかタクシーでのアクセスとなります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

表参道の杉並木を進み、朱塗りの楼門[重文]をくぐって境内へ入ります。元禄期の造営で、彫刻の意匠にも目を向けたいところ。正面が拝殿で、その後ろに本殿[重文]があります。本殿は黒漆を基調に極彩色を配した檜皮葺の三間社流造で、屋根の曲線が美しいもの。拝殿と本殿がひと続きに見えるよう配置されていますので、側面や背面へ回り込んで本殿の全体を眺めてみましょう。拝殿に向かって右手に宝物館があります。海獣葡萄鏡[国宝]が主役で、唐から伝わった鏡の精緻な鋳出しを間近に見ることができます。古瀬戸黄釉狛犬[重文]なども収蔵されています。その後は境内の奥にある要石へ。地中深くまで埋まっているという伝承をもつ小さな石です。奥宮や護国神社も見ていきましょう。所要は1時間ほどです。参道の入口には門前の茶屋が並び、名物の草団子を味わえます。佐原まで足をのばせば、伊能忠敬記念館とあわせて一日のコースになります。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 佐原駅

  2. 1

    香取神宮 楼門

    神宮のシンボル的な存在となっている重要文化財の楼門です。元禄期の造営で、朱塗りの鮮やかな姿が杉並木によく映えます。楼門の内部には随身像が安置されています。彫刻の意匠にも目を向けたいところです。

    • 重文
      建造物
      香取神宮楼門
  3. 2

    香取神宮 本殿

    重要文化財の本殿で、本殿・幣殿・拝殿が連なった権現造となっています。黒漆を基調に極彩色を配した檜皮葺の三間社流造で、屋根の曲線が美しいものです。側面や背面へ回り込むと本殿の全体が眺められます。

    • 重文
      建造物
      香取神宮本殿
  4. 3

    香取神宮 宝物館

    国宝の海獣葡萄鏡を収蔵しています。唐から伝わった白銅の鏡で、背面に葡萄唐草と獅子や鳥を精緻に鋳出したもの。日本に伝わる同種の鏡のなかでも屈指の出来と評されます。古瀬戸黄釉狛犬などの重要文化財もあわせて見られます。

    • 国宝
      工芸品
      海獣葡萄鏡
    • 重文
      工芸品
      古瀬戸黄釉狛犬
    • 重文
      工芸品
      双竜鏡
    • 重文
      古文書
      香取大禰宜家文書(三百八十一通)
  5. S

    JR 佐原駅

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