羽黒山五重塔

はぐろさんごじゅうのとう

山形県 鶴岡市

羽黒山五重塔

山形県の国宝・文化財を巡るモデルコース。月山・羽黒山・湯殿山からなる出羽三山。修験道の一大聖地で、それぞれの山頂に神社があり、総称して出羽三山神社と呼ばれます。もとは神仏習合の信仰の場でしたが、明治の神仏分離により山内の寺院の多くが取り壊されました。そのなかで残された数少ない仏教建築が、国宝の羽黒山五重塔です。平将門の創建と伝わり、現在の塔は室町時代前期の再建。東北地方では最古の塔です。素木のまま彩色を施さず、屋根は杮葺き。装飾を抑えた簡素な姿が、周囲の杉の巨木とみごとに調和しています。国宝の建造物のなかでも、これほど森のなかに溶け込んだものは他にありません。羽黒山山頂の三神合祭殿へ向かう参道、随神門から続く石段の途中にあり、爺杉と呼ばれる巨杉のそばに立っています。参道の杉並木そのものが特別天然記念物で、道行きの体験そのものが見どころ。保存修理が行われることもありますので、訪ねる前に公開状況を確認しておきましょう。鶴岡駅からはバスの便があります。

国宝・文化財を巡るモデルコース

バス利用の場合、山頂行きの便もありますが、途中のバス停「羽黒随神門」で降りると、羽黒山参詣道の入口である随神門の最寄りとなります。ここから石段を下り、継子坂を経て祓川にかかる神橋を渡ります。須賀の滝を眺めながら進むと、樹齢1000年を超えるという爺杉が現れ、その先に羽黒山五重塔[国宝]が立っています。随神門からは徒歩10分ほど。杉木立のなかに素木の塔が静かに建つ姿は、羽黒山を代表する風景です。周囲を一周して、各層の屋根の逓減や簡素な組物を見ていきましょう。ここからさらに2446段の石段を1時間ほど登れば、山頂の出羽三山神社三神合祭殿に至ります。萱葺の厚い屋根をもつ大きな社殿で、こちらも見応えがあります。体力に応じて、山頂からバスで下る組み合わせも考えましょう。参道の途中には茶屋があり、ひと息入れてから先へ進むことができます。石段は苔むして滑りやすいところもありますので、雨の日は足元に注意しましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    JR 鶴岡駅

  2. B

    バス停 羽黒随神門

  3. 1

    羽黒山五重塔

    羽黒山五重塔

    国宝の五重塔です。羽黒山の山頂にある三神合祭殿へ向かう参道の途中、杉木立の中にひっそりと立っています。素木のままの塔身が周囲の緑に沈み込み、静かな佇まいを見せています。室町時代前期の再建と伝わります。

    • 国宝
      建造物
      羽黒山五重塔
  4. B

    バス停 羽黒随神門

  5. S

    JR 鶴岡駅

羽黒山五重塔周辺のおすすめ旅館・ホテル

周辺の国宝コース

ふくしまの文化財